神奈川県公立高校の内申点|中2・中3の評定の使われ方

神奈川県公立高校の内申点の数え方と選考での使われ方を解説する記事のアイキャッチ

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『神奈川の内申って、中2の成績も入るって本当?』と気になっている中学生や保護者の方も多いはずです。

結論から言うと、神奈川県公立高校の内申点は、令和9年度入試では中2と中3の評定を使い、中3の分を2倍にして数えます。中1の評定は使いません。

この記事を読めば、自分の通知表で神奈川の内申を数えてみる方法と、志望校の比率で何を確かめればいいかが分かります。

目次

神奈川県公立高校の内申点は何年生の成績を使う?

先に結論

令和9年度入試の共通選抜では、中2の9教科の評定の合計に、中3の9教科の評定の合計を2倍したものを足します。満点は135点で、これを100点満点に直して選考に使います。

「内申点」はよく使われる呼び方で、公式には中学校が作る「調査書」に書かれる「評定」のことです。評定は、通知表についている5段階の数字だと考えるとイメージしやすいですよね。

神奈川県の資料では、この評定の扱いが次のように決められています。

項目令和9年度入試の扱い
使う学年中2と中3(中1は使わない)
学年の倍率中2は1倍、中3は2倍
満点135点(中2の45点+中3の90点)
選考での使い方135点満点を100点満点に換算する
中3の評定の時期第2学期までの評価・評定

2学期制の学校は、3学期制の学校と同じ時期までの学習の様子で評定をつけることになっています。調査書の中身は、令和8年12月末の時点のものです。

中3の評定が2倍になるのはどういうこと?

中3で評定が1つ上がると、内申の合計は2点増えます。中2の評定が1つ上がった時の2倍の重さです。

例えば、こんな会話をしたことはありませんか。

「中2で成績が下がったから、もう遅いかな」「中3の評定は2倍だから、取り返せる部分はまだ大きいよ」

中2の評定も入るので軽く見てはいけません。ただ、中3でどれだけ積み上げられるかがとても大事なんです。

年度ごとに変わることがあります

ここで紹介しているのは令和9年度入試の扱いです。入試のしくみは年度ごとに見直されることがあるので、受験する年度の神奈川県教育委員会の資料で確かめておきましょう。

神奈川の内申点の計算方法を順番に見てみよう

先に結論

計算は「中2の合計」「中3の合計×2」「足して135点満点」「100点満点に直す」の4段階です。電卓があれば3分ほどで出せます。

『通知表をもらったけど、どう計算すればいいの?』という声はとても多いです。順番に追えば、むずかしくありません。

神奈川県公立高校の内申点を、中2の合計と中3の合計の2倍を足して100点満点に直す流れの図解
神奈川の内申の出し方
  1. 中2の9教科の評定を足す(最大45点)
  2. 中3の9教科の評定を足して、2倍にする(最大90点)
  3. 1と2を足す(最大135点)
  4. 3の数字に100をかけて135で割り、100点満点に直す

架空の評定で計算してみよう

ここでは、架空の評定で3つの例を計算してみます。

例中2の合計中3の合計中3×2合計(135点満点)100点満点に直すと
例136367210880
例240346810880
例32727548160

例1と例2は、中2と中3の合計が違うのに、135点満点では同じ108になりました。108×100÷135=80なので、100点満点でも同じ80です。

例3は、どちらの学年も9教科すべて3の場合です。81×100÷135=60になります。

割り切れない時に注意

合計によっては、100点満点に直した時に小数が出ます。小数をどう扱うかは、受験する年度の要領で確かめましょう。

都道府県ごとの計算の違いは高校受験の内申点の計算でもまとめています。

自分の評定で試せる「神奈川の内申 計算表」

先に結論

自分の数字を入れる計算表を使うと、中3であといくつ評定が上がれば何点増えるかが見えてきます。目標を決める時の目安になります。

『自分の場合はどうなんだろう』と思ったら、下の表に数字を入れてみてください。メモ帳に書き写して使ってもかまいません。

計算の段階あなたの数字計算のしかた
中2の9教科の合計( )9教科の評定を足す
中3の9教科の合計( )9教科の評定を足す
中3の合計×2( )上の数字を2倍
135点満点の合計( )中2の合計+中3の合計×2
100点満点に直した数字( )合計×100÷135

評定が1つ上がると何点増える?

計算すると、評定1つ分の重さは学年でこれだけ違います。

上がった評定135点満点での増え方100点満点に直すと
中2の評定が1つ上がる1点約0.7点
中3の評定が1つ上がる2点約1.5点

2×100÷135は1.48…なので約1.5点、1×100÷135は0.74…なので約0.7点です。中3の評定1つは、中2の評定のちょうど2つ分にあたります。

教科の重点化がある学校も

神奈川県では、学校によって教科ごとの評定の合計を重く扱う「重点化」をすることがあります。中2の評定に中3の評定の2倍を足した教科ごとの合計のうち、3教科までに1を超え2以下の係数をかけられる、というルールです。

県の資料の記載例には、音楽・美術・保健体育・技術家庭のうち点数の高い1教科を2倍にする例も出ています。重点化があると満点の数え方も変わるので、志望校の選考基準で確かめてみてください。

志望校の選考基準で確かめること
  • 調査書と学力検査の比率(f と g の数字)
  • 評定の重点化をする教科と、その係数
  • 学力検査の教科数と、重点化する教科
  • 特色検査をするかどうかと、その内容
  • 第2次選考での比率

学力検査との比率と、第1次・第2次選考のちがい

先に結論

第1次選考では、100点満点に直した内申と学力検査の得点を、学校ごとの比率で足します。比率は2:8から8:2の範囲で各校が決めます。第2次選考では評定を使いません。

神奈川の選考は2段階に分かれています。ここが少しややこしいところなので、表で見ておきましょう。

段階合格者の数使う資料
第1次選考募集人員の90%まで内申(a)、学力検査(b)、特色検査をする学校はその得点も
第2次選考残りの募集人員学力検査(b)と、中3の「主体的に学習に取り組む態度」の評価(c)

第1次選考の数値は「a×f+b×g」で出します。f と g は、足して10になる2以上の整数で、各学校が決めます。

比率でどれくらい変わる?

例えば、内申が100点満点で80、学力検査を100点満点に直して70だったとします。比率ごとに計算すると、こうなります。

比率(f:g)計算結果
3:780×3+70×7730
5:580×5+70×5750
7:380×7+70×3770

この例のように内申のほうが高い人は、内申の比率が大きい学校で数値が上がります。逆に学力検査のほうが得意なら、学力検査の比率が大きい学校のほうが有利に働きます。

比率の考え方は内申点と当日点の比率でもくわしく書いています。

第2次選考で使う「主体的に学習に取り組む態度」

第2次選考では、評定の代わりに中3の観点別評価のひとつ「主体的に学習に取り組む態度」を使います。A は3点、B は2点、C は1点に直して9教科分を足し、27点満点を100点満点に換算します。

授業に向かう姿勢や、学び方を工夫しようとする様子が評価される観点です。テストの点だけでなく、ふだんの授業での取り組みも入試の資料になる、ということなんです。

評定以外の調査書の欄は?

神奈川の調査書には、係や委員・部活動などを書く「特別活動等の記録」や、長所などを書く「行動の記録及び所見」の欄もあります。ただ、選考の数値を出す式に使われるのは、評定・学力検査・主体的に学習に取り組む態度・特色検査です。

また、クリエイティブスクールのように学力検査を行わず、評定ではなく観点別の学習状況を使って選考する学校もあります。

神奈川県公立高校の第1次選考と第2次選考で使う資料の違いを比べた図解

神奈川県公立高校の内申点でよくある相談

先に結論

よく見られるのは「内申の求め方が分からない」「内申が足りなくても当日の試験で挽回できる?」「中2の成績が低くて不安」の3つです。

Yahoo!知恵袋などに寄せられた相談から、よくあるものを要約して答えます。

相談1:成績表をもらったけど、内申の求め方が分からない

通知表が渡されたけれど、神奈川の内申の出し方が分からない、という相談です。これは本当によく見られます。

この記事の計算表のとおり、中2の9教科の合計に、中3の9教科の合計の2倍を足せば135点満点の数字が出ます。100点満点に直す時は、100をかけて135で割ってみてください。

相談2:内申点が足りなくても、本番のテストで挽回できる?

志望校に対して内申が足りないと言われたけれど、当日の試験で取り返せるのか、という相談です。

「内申が足りないなら、当日でがんばるしかない?」「まずは志望校の比率を見てみよう」という順番で考えるのがおすすめです。

答えは、志望校の比率によって変わります。学力検査の比率が大きい学校なら、当日の得点の重みは大きくなります。

さらに、第2次選考では評定を使いません。とはいえ「当日点だけで合格できる」とは言い切れないので、志望校の比率を確かめたうえで、先生と相談してみましょう。

相談3:中2で色々あって、内申が低めになってしまった

中2の評定が下がってしまい、志望校に届くか不安、という相談です。

中2の評定は使われますが、中3の評定はその2倍の重さがあります。中3の2学期までの評定を一つずつ積み上げることが、今いちばん効く手です。

点数だけで高校を決めない

「内申がいくつならこの高校」という決まった対応表はありません。比率や重点化は学校ごとに違うので、志望校選びは担任の先生や進路の先生と一緒に考えてみてください。

中2の過ごし方は中2の内申点で、公立高校全体のしくみは公立高校の内申点で紹介しています。

中3の2学期までに、今からできる準備

先に結論

神奈川では中3の評定が2倍、さらに中3の「主体的に学習に取り組む態度」も第2次選考で使われます。中3の毎日の授業と定期テストが、そのまま入試の資料につながります。

『結局、何から始めればいいの?』と迷ったら、まずは次のチェックから始めてみてください。

中3の毎日で意識したいこと
  • 定期テストの範囲が出たら、すぐに学習計画を立てる
  • 提出物は期限を守り、やり直しまで書き込む
  • 授業で分からなかった所を、その週のうちに質問する
  • 実技教科の授業プリントやレポートも丁寧に仕上げる
  • 中2までにつまずいた単元を、少しずつ戻って復習する

一人でやるか、人の手を借りるか

自分で進められることも多いですが、『何から手をつければいいか分からない』と感じる時もありますよね。そんな時は、人の手を借りるのもひとつの方法です。

  • つまずいた単元まで戻って、教えてもらいたい時
  • 定期テストの範囲に合わせて、計画を一緒に立ててほしい時
  • 提出物の管理や、毎日机に向かう習慣をつくりたい時
  • 分からない問題を、気軽に質問できる相手がほしい時

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運営会社と公式サイトは地域ごとに分かれています。料金や内容はお住まいの地域の公式サイトで確認してください。

個別指導塾という選び方もあります。気になる方は内申点を上げたい時の個別指導塾も読んでみてください。

制度の原文は、神奈川県教育委員会の公立高校入学者選抜制度の概要で確かめられます。

よくある質問

神奈川県公立高校の内申点に、中1の成績は入りますか?

令和9年度入試の共通選抜では、中1の評定は使いません。中2の評定の合計と、中3の評定の合計の2倍を足して数えます。

神奈川の内申点の満点は何点ですか?

中2の45点と中3の90点を足して135点です。選考ではこれを100点満点に直して使います。

中3の評定は何学期までの成績ですか?

令和9年度の要領では、第2学期までの評価・評定とされています。2学期制の学校は、同じ時期までの学習の様子で評定をつけます。

内申と学力検査の比率はどこで分かりますか?

各学校の選考基準で公表されています。比率は2:8から8:2の範囲で学校ごとに決まるので、志望校の分を確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 令和9年度入試では、中2の評定の合計+中3の評定の合計×2で数える(135点満点)
  • 135点満点を100点満点に直して、第1次選考で学力検査と合わせる
  • 比率は2:8から8:2の範囲で学校ごとに決まり、重点化をする学校もある
  • 第2次選考は評定を使わず、学力検査と中3の主体的に学習に取り組む態度で選ぶ
  • 制度は年度ごとに変わることがあるので、受験する年度の資料で確かめる
内申ドットコム

内申ドットコム 編集部

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