内申点対策は塾と家庭教師どっち?目的別の選び方

内申点対策は塾と家庭教師どっちがいいかを、目的別の選び方で解説する記事のアイキャッチ

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内申点のことが気になり始めて、『塾と家庭教師、どっちにすればいいんだろう』と迷っている中学生や保護者の方は多いはずです。周りに聞いても、塾派と家庭教師派で意見が分かれて決めきれないですよね。

結論から言うと、内申点対策は塾と家庭教師どっちが上、というものではありません。提出物、定期テストの範囲、質問のしやすさのうち、何を一番手伝ってほしいかで向いている形が変わります。

この記事を読めば、集団塾・個別指導塾・家庭教師・オンラインの違いと、目的に合わせた選び方が分かります。

目次

内申点対策は塾と家庭教師どっち?まずは4つの形を知ろう

先に結論

「塾」とひとことで言っても、集団塾と個別指導塾では中身がかなり違います。家庭教師も、家に来る形とオンラインの形があります。まずは4つに分けて考えると、比べやすくなります。

内申点は、通知表の5段階の評定を指して一般に使われる呼び方です。評定は、学校の先生が「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点で見た学習の様子をまとめてつけます。

どう5段階にまとめるかは、各学校が決めることになっています。つまり内申点対策の中心は、自分の学校の授業と定期テスト、提出物です。内申点のしくみは内申点とは?のやさしい解説で詳しく紹介しています。

4つの形の基本

形どんな形か勉強する場所
集団塾同じ学年の生徒が、決まったカリキュラムで一緒に授業を受ける教室
個別指導塾先生1人に生徒1人から数人で、生徒ごとに内容を決める教室のブースなど
家庭教師(訪問)先生が家に来て、1対1で教える自宅
オンライン(家庭教師・個別指導)パソコンやタブレットでつないで、画面越しに教わる自宅

最近は、個別指導塾にもオンラインの授業があります。家庭教師にもオンラインの形があるので、「家で教わるか、教室に通うか」と「1対1か、大勢か」の2つで分けると分かりやすいです。

時間とお金のかかり方も違う

4つの形は、時間とお金のかかり方にも違いがあります。金額は地域や学年、回数で大きく変わるので、ここでは「何に費用がかかるか」の違いだけ見ておきましょう。

形時間のかかり方費用を確かめる時に見るところ
集団塾時間割が決まっていて、通う時間もかかる月々の授業料、季節の講習、教材や模試の費用
個別指導塾曜日と時間を選べることが多い教科数と回数ごとの授業料、入塾時の費用、テスト前の講座
家庭教師(訪問)移動がないが、先生の来られる時間に合わせる指導料のほか、入会時の費用や先生の交通費
オンライン移動がなく、短い時間でも組みやすい指導料のほか、機器や通信環境の準備

『安いほうがいい』と思いがちですが、続かなければ意味がありません。月々の金額だけでなく、1年間でかかる総額で比べてみてください。

内申点対策の中身で比べる早見表

先に結論

内申点対策で手伝ってほしい中身は、主に「提出物」「定期テストの範囲」「質問」「勉強の習慣」の4つです。4つの形を、この中身で比べてみましょう。

塾や家庭教師のサイトを見ると、どこも「成績アップ」と書いてあって違いが見えにくいですよね。そこで、内申点に関わる中身だけで比べてみます。

集団塾・個別指導塾・家庭教師・オンラインを、提出物・定期テストの範囲・質問・勉強の習慣の4つで比べた早見表の図解
比べる中身集団塾個別指導塾家庭教師(訪問)オンライン
提出物の管理塾の宿題が中心で、学校のワークは自分で進めることが多い面談や授業の中で相談できる塾が多いワークを横で一緒に進めやすい画面でワークを映して確認する
定期テストの範囲地域の学校に合わせた対策をする塾もある学校ごとの範囲に合わせやすい学校の教科書とワークに合わせやすい範囲表を共有すれば合わせやすい
質問のしやすさ授業中は聞きにくく、休み時間や質問の時間に聞く授業中にその場で聞けるいつでもその場で聞けるその場で聞けるが、手元を見せる工夫がいる
勉強の習慣決まった時間割があるので習慣にしやすい曜日を決めて通うので習慣にしやすい先生が来る日は机に向かうきっかけになる移動がないので短い時間でも続けやすい
仲間や競争同じ目標の仲間がいる教室に通う仲間はいるが、授業は別々一人一人

この表は、一般的な傾向をまとめたものです。同じ集団塾でも、学校ごとの定期テスト対策に力を入れているところもあります。実際の中身は、体験授業や面談で確かめてみてください。

「どれが一番」はない

どの形にも、得意なことと苦手なことがあります。大事なのは、お子さんが今つまずいている中身と、その形の得意なことが合っているかどうかなんです。

目的別の選び方

先に結論

今一番困っていることを1つ決めると、選ぶ形が絞れます。テストの点が伸びないなら範囲に合わせられる形、質問できないなら1対1の形、という考え方です。

『全部当てはまる気がする』という方もいるかもしれません。その時は、いちばん困っていることを1つだけ選んでみてください。

うちの子の一番の困りごとは?
  • ワークや課題が提出日に間に合わないことが多い
  • 授業は分かるのに、定期テストの点につながらない
  • 前の学年の内容から分からない所がある
  • 分からない時に、誰にも聞けずに止まってしまう
  • 勉強を始めるまでに時間がかかる
  • 入試に向けて、問題演習の量を増やしたい

困りごと別に向いている形

一番の困りごと向いている形理由
提出物が間に合わない家庭教師、個別指導塾学校のワークの進み具合を一緒に見やすいから
テストの点につながらない個別指導塾、家庭教師学校ごとのテスト範囲に合わせて計画を立てやすいから
前の学年から分からない家庭教師、個別指導塾学年に関係なく、分からない所まで戻れるから
質問できずに止まる家庭教師、個別指導塾、オンラインその場で聞ける相手がいるから
勉強を始められない個別指導塾、家庭教師決まった曜日に、人と一緒に始められるから
演習の量を増やしたい集団塾入試に向けた演習を、仲間と一緒に積めるから

例えば、家でこんな会話になっていないでしょうか。

「分からないところ、先生に聞いた?」「みんなの前だと聞きにくいんだよね」

この会話がよく出るなら、集団の授業より、1対1でその場で聞ける形のほうが合っているかもしれません。

ケース別に考えてみる

表だけだとイメージしにくい方のために、よくある状況を3つ挙げてみます。

部活が忙しく、帰りが遅い中2の場合は、移動の時間を減らせる家庭教師やオンラインが候補になります。週に1回でも、ワークの進み具合を一緒に見てもらうだけで、テスト前の追い込みが楽になることがあります。

授業は分かるのにテストの点が伸びない中1の場合は、テスト勉強のやり方そのものに原因があるかもしれません。学校の範囲表に合わせて計画を立ててくれる個別指導塾や家庭教師で、進め方を覚えるところから始めてみましょう。

入試に向けて演習を増やしたいけれど、内申点も気になる中3の場合は、集団塾で演習を積みつつ、苦手な1教科だけ1対1で見てもらう形もあります。役割の分け方は、このあとの併用の節で紹介します。

学年と地域によっても、重く見る中身が変わる

もう一つの手がかりは、住んでいる地域で入試に何年生の成績を使うかです。例えば令和9年度入試では、次のように地域で違いがあります。

地域(令和9年度入試の例)調査書で使う学年選び方の考え方
東京都(都立高校の一般入試)中3(1学期と2学期の成績を十分参考にする)中3の定期テストと提出物を手厚く見てもらえる形を考える
神奈川県中2と中3(中3は2倍)中2から定期テストの進め方を固めておく
大阪府(一般入学者選抜)中1・中2・中3中1から学校の勉強のペースを作っておく
塾でも家庭教師でも内申点対策の中心になる、学校のワークとテスト範囲表を並べた机の手元の写真

どの形を選んでも、内申点対策の中心は学校のワークとテストです。制度は年度ごとに変わることがあるので、志望する地域の教育委員会の要項で確かめておきましょう。

家で勉強できるか、教室のほうが集中できるか

家庭教師と個別指導塾で迷う時は、場所で決める方法もあります。

家庭教師が合いやすい
  • 家だと落ち着いて話せる
  • 部活のあとの移動が負担になる
  • 兄弟がいても、自分の部屋で勉強できる
  • 学校のワークを横で一緒に見てほしい
個別指導塾が合いやすい
  • 家だと気がゆるんで集中しにくい
  • 授業のない日も、自習スペースで勉強したい
  • 先生が合わない時に、交代を頼みやすいほうがいい
  • 家に人を呼ぶのが落ち着かない

家庭教師の選び方は内申点対策に家庭教師は必要?で、個別指導塾の選び方は内申点を上げたい時の個別指導塾で詳しく紹介しています。

併用や切り替えはどう考える?

先に結論

併用する時は、それぞれの役割を分けることが大事です。切り替える時は、今の形で何がうまくいっていないかを先に言葉にしておくと、次の選び方を間違えにくくなります。

『集団塾に通っているけど、内申点対策だけ別に頼みたい』という家庭もありますよね。併用は役割がはっきりしていれば、うまく回ることもあります。

併用する時の役割分担の例

組み合わせ役割の分け方の例
集団塾+家庭教師集団塾は入試に向けた演習、家庭教師は学校のワークと定期テスト
集団塾+個別指導塾集団塾は全体の授業、個別指導塾は苦手な1教科の戻り学習
個別指導塾+オンライン教室は平日の授業、オンラインはテスト前の質問

ただ、役割が重なると宿題が増えすぎて、学校の提出物が回らなくなることもあります。併用を始める前に、1週間の予定に無理がないかを家族で確かめておきましょう。

切り替えを考える時の手順

切り替えまでの流れ
  1. 今の形で、何がうまくいっていないかを本人と話す
  2. それが先生との相性なのか、形そのものの問題なのかを考える
  3. 先生や教室に相談して、変えられることがないかを聞く
  4. それでも合わない時は、別の形の体験授業を受けて比べる
  5. 定期テストの直前を避けて、切り替えの時期を決める

体験授業を比べる時のメモ

2つ以上の形で体験授業を受けると、あとから印象がまざってしまいがちです。同じ項目でメモしておくと比べやすくなります。

体験授業のあとに書いておくこと
  • 学校の教科書やワークに合わせてくれたか
  • 本人が自分から質問できたか
  • 次までに家でやることが具体的に決まったか
  • 提出物や定期テストの計画について話があったか
  • 本人が「また受けたい」と言ったか
よくある失敗

テストの点が下がったからと、すぐに形ごと切り替えてしまうパターンです。原因が先生との相性や宿題の量なら、同じ形のままで変えられることもあります。理由をはっきりさせてから決めるのがおすすめです。

始める時期について知りたい方は、内申点対策はいつから始めるかで学年別にまとめています。保護者の関わり方は内申点のために保護者ができることも参考にしてください。

一人で続けるか、人の手を借りるか

先に結論

家で計画どおりに勉強できているなら、まずは一人で続けて大丈夫です。分からない所を聞ける相手がいない、計画がすぐ崩れる、という時に人の手を借りる意味が大きくなります。

塾や家庭教師を考える前に、『そもそも頼む必要があるのかな』と迷う方もいますよね。人の手が役に立ちやすいのは、次のような場面です。

人の手が役に立ちやすい場面

  • つまずいた単元まで戻って、順番に学び直したい時
  • 定期テストの範囲に合わせて、計画を一緒に立ててほしい時
  • ワークやノートなどの提出物を、週ごとに見てくれる人がほしい時
  • 分からない所を、その場で質問できる相手がほしい時
  • 決まった曜日と時間に机に向かう習慣を作りたい時

親が教えようとすると、つい言い方がきつくなってしまうこともありますよね。家族以外の人がいるだけで、勉強の話が落ち着いてできるようになることもあるんです。

家庭教師のあすなろを候補に入れる場合

1対1の形を考えるなら、例えば「家庭教師のあすなろ」があります。小学生・中学生・高校生を対象に、先生が家に来る訪問型と、Zoomを使うオンラインの家庭教師があります。

中学生には、学校の授業のフォローから定期テスト対策・高校受験の対策まで、1対1で教えると説明されています。定期テストの2週間前からテスト前日まで、集中して指導を受けられるプランもあります。

無料の体験授業があり、体験授業で分かることの一つに「内申点・受験のしくみ」が挙がっています。塾と家庭教師で迷っている段階でも、1対1の授業がどんなものかを知る場として使えます。

申し込む前に

家庭教師のあすなろは、地域ごとに運営会社と公式サイトが分かれています。料金や内容は地域で違うことがあるので、お住まいの地域の公式サイトで確かめてみてください。

家庭教師のあすなろ(PR)

苦手な教科を、提出物とテスト対策から一緒に見てほしい方へ

家庭教師のあすなろは、勉強が苦手な子のサポートに力を入れている小学生・中学生・高校生向けの家庭教師です。ご自宅への訪問のほか、オンラインでも1対1で教われます。テスト前は出題されやすいポイントにしぼった勉強の進め方を教えてくれます。まずは無料の体験授業で、お子さんに合うか確かめてみてください。

無料あすなろの無料体験授業を見る

運営会社と公式サイトは地域ごとに分かれています。料金や内容はお住まいの地域の公式サイトで確認してください。

よくある相談:塾と家庭教師選びのQ&A

先に結論

塾と家庭教師で迷う家庭からは、「受験にはどっちが向くか」「勉強が苦手な子は集団と個別どっちか」「集団塾から個別に移るべきか」といった相談がよく見られます。

相談1 高校受験には、家庭教師と塾どっちが向いている?

模試を受けたことがなく、自分の立ち位置が分からないまま、家庭教師と塾で迷っている、という相談です。

入試に向けた演習の量や、模試で立ち位置を知る機会を重く見るなら、集団塾が合いやすいです。一方で、内申点に関わる定期テストや提出物を手厚く見てほしいなら、家庭教師や個別指導塾が合いやすくなります。

迷う時は、住んでいる地域で入試に使う学年と、評定と学力検査の比率を先に確かめてみてください。どちらに重みがあるかで、優先したい中身が見えてきます。

例えば、担任の先生との面談でこう聞いてみるのも一つの手です。

「うちの地域の入試では、内申と当日の試験、どちらの比重が大きいですか?」

答えをもとに、定期テストを手厚く見てほしいのか、演習の量を増やしたいのかを決めると、塾か家庭教師かも選びやすくなります。

相談2 勉強が苦手な中2。集団塾と個別塾、どっちがいい?

自分から勉強を進めるのが苦手で、集団塾と個別塾のどちらがいいか分からない、という相談です。

授業のペースについていけるかどうかが、一つの分かれ目です。ついていけない所が多いなら、分からない所まで戻れる個別指導や家庭教師のほうが始めやすいです。

ただ、仲間がいるとがんばれるタイプの子もいます。両方の体験授業を受けてみて、本人が「続けられそう」と言うほうを選ぶのがおすすめです。

相談3 集団塾に通っている中3。個別塾に移るべき?

集団塾の授業についていくのが大変になってきたけれど、受験の年に塾を変えるのは不安、という相談です。

まずは、今の塾で何がうまくいっていないかを言葉にしてみてください。授業のスピードなのか、質問できないことなのか、宿題の量なのかで、答えが変わります。

質問できないことが原因なら、今の塾の質問の時間を使うだけで変わることもあります。それでも難しい時は、定期テストの直前を避けて、個別の体験授業を受けて比べてみましょう。

よくある質問

内申点対策だけなら、塾と家庭教師どっちがいいですか?

学校の定期テストや提出物に合わせてほしいなら、個別指導塾か家庭教師が合いやすいです。ただ、集団塾でも地域の学校に合わせた対策をしているところがあるので、体験授業や面談で中身を確かめてみてください。

オンラインの授業でも内申点対策はできますか?

できます。学校のテスト範囲表やワークを画面で共有すれば、範囲に合わせた勉強ができます。家の環境や機器の準備が必要なので、体験授業で一度試してみると安心です。

塾や家庭教師に通えば内申点は上がりますか?

評定は学校の先生が観点ごとの学習の様子をもとにつけるので、上がると約束できるものではありません。塾や家庭教師は、テスト勉強や提出物、苦手な単元の学び直しを支える役割です。

不登校の時期があっても、塾や家庭教師は使えますか?

使えるところはあります。教室に通うのが負担なら、家で受けられる家庭教師やオンラインの形も選べます。入試での評定や出欠の扱いは地域ごとに違うので、学校や相談窓口とも相談しながら進めてみてください。

塾と家庭教師を両方使うのはやりすぎですか?

役割が分かれていれば、両方使う家庭もあります。ただ、宿題が増えて学校の提出物が回らなくなると本末転倒です。1週間の予定に無理がないかを確かめてから始めましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 内申点対策は塾と家庭教師どっちが上ではなく、何を手伝ってほしいかで選ぶ
  • 集団塾・個別指導塾・家庭教師・オンラインの4つに分けて考える
  • 提出物・定期テストの範囲・質問・勉強の習慣の4つの中身で比べる
  • 一番の困りごとを1つ決めると、向いている形が絞れる
  • 併用する時は役割を分け、切り替える時は理由をはっきりさせてから決める
内申ドットコム

内申ドットコム 編集部

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