大阪府公立高校の内申点|学年の比重とタイプの違い

大阪府公立高校の内申点の学年の比重とタイプの違いを解説する記事のアイキャッチ

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『大阪の内申点って450点満点なの?』『タイプⅠとかタイプⅤって、結局どういうこと?』と、分からなくなっている方も多いですよね。

結論から言うと、大阪府公立高校の内申点は、令和9年度入試の一般入学者選抜では中1から中3までの評定をすべて使います。中3の分を大きく数えて、450点満点にするしくみです。そして学力検査との比べ方は、高校ごとに決まった「タイプ」で変わります。

この記事を読めば、自分の評定で大阪の内申点を出す方法と、志望校のタイプでどう変わるかを計算表で確かめられます。

目次

大阪府公立高校の内申点は何年生の成績を使う?

先に結論

令和9年度入試の一般入学者選抜(全日制)では、1教科あたり「中3の評定×6+中2の評定×2+中1の評定×2」で50点満点にします。9教科で450点満点です。

「内申点」はよく使われる呼び方で、公式には中学校が作る「調査書」の評定のことです。評定は、通知表の5段階の数字だと考えてみてください。

大阪府の資料で決められている扱いを、表で見てみましょう。

項目令和9年度入試(一般入学者選抜・全日制)の扱い
使う学年中1・中2・中3のすべて
1教科の満点50点(中3×6+中2×2+中1×2)
学年の比重中1:中2:中3=1:1:3
調査書の評定の満点450点(9教科)
学力検査5教科各90点で450点

中3の評定が何学期までの成績で付けられるかは、学校の先生に確かめておくと安心です。

面接をする特別入学者選抜では?

面接をする特別入学者選抜では、1教科25点満点(中3×3+中2×1+中1×1)で、9教科225点満点になります。学年の比重は一般入学者選抜と同じ1:1:3です。

年度ごとに変わることがあります

ここで紹介しているのは令和9年度入試の扱いです。令和10年度以降の入試については、府が制度の変更についてのリーフレットを出しています。今の中1・中2の人は、自分が受ける年度の府の資料を確かめてみてください。

大阪の内申点の計算方法

先に結論

1教科ずつ「中1×2+中2×2+中3×6」を出して9教科分を足すか、学年ごとの9教科の合計に2・2・6をかけて足すかのどちらでも同じ数字になります。

『大阪の内申点の計算、どうやるの?』という声はとても多いです。やり方は2通りありますが、答えは同じになります。

大阪の内申点の出し方(学年ごとにまとめる方法)
  1. 中1の9教科の評定を足して、2倍する
  2. 中2の9教科の評定を足して、2倍する
  3. 中3の9教科の評定を足して、6倍する
  4. 1から3を足す(最大450点)
大阪府公立高校の内申点で、学年ごとの評定の合計に2倍・2倍・6倍をかけて450点満点にする流れの図解

架空の評定で計算してみよう

まず1教科だけで見てみます。例えば、ある教科の評定が中1で3、中2で4、中3で4だったとします。

3×2+4×2+4×6=6+8+24=38で、この教科は50点満点中38点です。

次に9教科まとめて計算してみます。

例中1の合計中2の合計中3の合計計算内申点
3年間すべて327272754+54+162270
少しずつ上がった30323560+64+210334

都道府県ごとの計算の違いは高校受験の内申点の計算でもまとめています。

評定1つの重さは学年で3倍違う

中1や中2の評定が1つ上がると、内申点は2点増えます。中3の評定が1つ上がると、6点増えます。

例えば、こんな会話をしたことはありませんか。

「中1と中2の成績って、大阪だと関係あるの?」「あるよ。でも中3の評定1つは、中1の評定1つの3倍の重さなんだ」

中1と中2の評定も入るので、早い学年から積み上げておくことが大事です。中1の過ごし方は中1の内申点で、中2の過ごし方は中2の内申点でくわしく書いています。

タイプⅠ〜Ⅴで試す「大阪の総合点」計算表

先に結論

総合点は、学力検査(450点)と調査書の評定(450点)に、高校ごとのタイプの倍率をかけて足した900点満点です。タイプによって、内申と当日点の比べ方が7:3から3:7まで変わります。

ここが大阪の入試でいちばん大事なところです。まずは5つのタイプを並べてみましょう。

タイプ学力検査にかける倍率調査書の評定にかける倍率学力検査:調査書
Ⅰ1.4倍(630点)0.6倍(270点)7:3
Ⅱ1.2倍(540点)0.8倍(360点)6:4
Ⅲ1.0倍(450点)1.0倍(450点)5:5
Ⅳ0.8倍(360点)1.2倍(540点)4:6
Ⅴ0.6倍(270点)1.4倍(630点)3:7

タイプⅠは学力検査を重く、タイプⅤは内申を重く見る形です。どのタイプにするかは、各高校の校長が選び、府の教育委員会などが決めています。

2人の架空の受検生で比べてみよう

内申が得意な人と、当日の試験が得意な人で計算してみます。

タイプ内申334・学力検査300の場合内申270・学力検査360の場合
Ⅰ420+200.4=620.4504+162=666
Ⅱ360+267.2=627.2432+216=648
Ⅲ300+334=634360+270=630
Ⅳ240+400.8=640.8288+324=612
Ⅴ180+467.6=647.6216+378=594

タイプⅠとⅡでは当日の試験が得意な人が上になり、タイプⅢ・Ⅳ・Ⅴでは内申が高い人が上になりました。同じ2人でも、志望校のタイプで順番が入れかわるんです。

比率の考え方は内申点と当日点の比率でもくわしく書いています。

自分の数字を入れてみよう

計算の段階あなたの数字
内申点(450点満点)( )
学力検査の目標(450点満点)( )
志望校のタイプ( )
学力検査×タイプの倍率( )
内申点×タイプの倍率( )
総合点(900点満点)( )

選抜の流れとボーダーゾーン

先に結論

一般入学者選抜では、総合点の上位から募集人員の90%を合格にします。残りは、自己申告書や調査書の「活動/行動の記録」も資料にして決めます。

『総合点だけで全部決まるの?』と思う人もいますよね。大阪では、最後の一部で総合点以外の資料も使われます。

一般入学者選抜(全日制)の流れ
  1. 総合点の上位から、募集人員の90%までを合格にする
  2. 残りのボーダーゾーンの中から、自己申告書と調査書の「活動/行動の記録」が、その高校のアドミッションポリシーに極めて合っている人を優先して合格にする
  3. 残りを総合点の順に、募集人員まで合格にする

アドミッションポリシーは、高校が示す「求める生徒像」のことです。志望校のものを読んでおくと、自己申告書を書く時の参考にもなります。

大阪府公立高校の一般入学者選抜で、総合点の上位90%とボーダーゾーンでどう合格者を決めるかの流れの図解

志望校のタイプの確かめ方

各高校のタイプは、府が出している令和9年度のアドミッションポリシーと、学力検査の問題の種類、タイプの一覧に載っています。この一覧は令和8年7月8日に決定されたものです。

志望校について確かめること
  • 志望校と学科のタイプ(Ⅰ〜Ⅴ)
  • 学力検査の問題の種類
  • アドミッションポリシー(求める生徒像)の中身
  • 面接をする特別入学者選抜かどうか

府内統一ルールとは

大阪府には、中学校の評定が府全体の状況から見て適正かを、チャレンジテストの結果を使って確かめる「府内統一ルール」があります。

府の説明では、チャレンジテストはあくまで学校の評定が適正かを確かめるために使うものです。在籍している学校の「評定平均の範囲」が高くても低くても、そのことで個人の評定が上がったり下がったりすることはない、とされています。

府全体の評定平均

令和8年度の中学3年生の基準として、府全体の評定平均は、チャレンジテストをする5教科で3.53、それ以外の4教科で3.61と示されています。

大阪府公立高校の内申点でよくある相談

先に結論

よく見られるのは「内申点の計算方法が分からない」「タイプ別にかけて合否が決まるの?」「中3の成績が中心?3学期だけ?」の3つです。

Yahoo!知恵袋などに寄せられた相談から、よくあるものを要約して答えます。

相談1:大阪の内申点の計算方法が分からない

大阪府の公立高校の内申点はどうやって計算するのか、という相談です。

この記事の手順のとおり、中1と中2の9教科の合計をそれぞれ2倍、中3の合計を6倍にして足せば、450点満点の内申点が出ます。

相談2:内申点と当日点をタイプ別にかけて合否が決まる?

合格を決める時は、内申点と当日点をタイプ別の倍率でかけて決まるのか、という相談です。

基本はそのとおりで、タイプの倍率をかけて足した総合点で順番をつけます。ただ、募集人員の90%から先は、自己申告書や「活動/行動の記録」も資料になります。

相談3:中3の成績が中心?3学期だけの成績?

内申点は中3のものを中心に見るのか、3学期だけの成績の合計なのか、という相談です。

一般入学者選抜では、中1・中2・中3のすべての評定を使い、中3の分を6倍にします。中3が中心なのはそのとおりですが、中1と中2の評定も入ります。

中3の評定が何学期までの成績かは、今回確かめた府の資料には書かれていませんでした。中学校の先生に確かめるのがいちばん確実です。

点数だけで高校を決めない

「内申がいくつならこの高校」という公式の対応表はありません。志望校選びは、担任の先生や進路の先生と一緒に考えてみてください。

今の学年からできる準備

先に結論

大阪では3年間の評定が入り、中3の分はとくに重く数えます。今が何年生でも、その学年の評定を一つずつ積み上げることが、そのまま内申点につながります。

『もう中3だから、中1と中2の分は取り返せない?』と思う人もいるかもしれません。でも中3の評定は6倍なので、中3で上げた分の重みはとても大きいんです。

学年ごとに意識したいこと
  • 中1:提出物と授業の取り組みの習慣をつくる
  • 中2:中だるみしやすい時期も、定期テストの計画を続ける
  • 中3:評定1つが6点分になるので、定期テストと提出物を最優先にする
  • 全学年:実技教科の授業プリントやレポートも丁寧に仕上げる
  • 中3:志望校のアドミッションポリシーを読み、自己申告書に書けることを整える

公立高校全体のしくみは公立高校の内申点でまとめています。

一人でやるか、人の手を借りるか

大阪では3年間の評定が入るので、『前の学年の内容から分からなくなっている』という時ほど不安になりますよね。そんな時は、人の手を借りるのもひとつの方法です。

  • つまずいた単元まで戻って、教えてもらいたい時
  • 定期テストの範囲に合わせて、計画を一緒に立ててほしい時
  • 提出物の管理や、毎日机に向かう習慣をつくりたい時
  • 分からない問題を、気軽に質問できる相手がほしい時

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制度の原文は、大阪府教育委員会の令和9年度公立高等学校入学者選抜のページで確かめられます。

よくある質問

大阪府公立高校の内申点の満点は何点ですか?

令和9年度入試の一般入学者選抜(全日制)では、1教科50点で9教科450点満点です。

大阪の内申点に中1の成績は入りますか?

入ります。中1と中2の評定は2倍、中3の評定は6倍にして数えます。

タイプはどこで確かめられますか?

府が出している令和9年度のアドミッションポリシー、学力検査の問題の種類、タイプの一覧に、高校ごとに載っています。

塾の内申の数え方と違う気がします。

数え方の表し方が違うだけのこともあります。府の資料の「中3×6+中2×2+中1×2」の形に直して確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 令和9年度入試の一般入学者選抜では、中1・中2・中3の評定を1:1:3の比重で450点満点にする
  • 中3の評定1つは6点分、中1・中2の評定1つは2点分の重さ
  • 総合点は学力検査と内申にタイプの倍率をかけた900点満点で、タイプは高校ごとに違う
  • 募集人員の90%から先は、自己申告書や活動/行動の記録も資料になる
  • 令和10年度以降は変更が予告されているので、受験する年度の資料で確かめる
内申ドットコム

内申ドットコム 編集部

内申点のしくみや計算方法、都道府県ごとの高校入試での使われ方、内申点を上げるための考え方を、公式の公開情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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