愛知県公立高校の内申点|評定の数え方と選抜のしくみ

愛知県公立高校の内申点の数え方と校内順位の決定方式を解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が文部科学省・教育委員会・教育サービス会社など公式の公開情報と読者の声を調べて独自に執筆しています。紹介しているサービスの一部にはPRを含みます。

『愛知の内申点って、45点満点?90点満点?』『方式Ⅰとか方式Ⅴって何が違うの?』と迷っている方も多いですよね。

結論から言うと、愛知県公立高校の内申点は、令和9年度入試の一般選抜では中3の9教科の評定の合計を2倍した「評定得点」(90点満点)として使います。そして学力検査との組み合わせ方は、高校ごとに5つの方式から選ばれています。

この記事を読めば、自分の評定で評定得点を出す方法と、志望校の方式でどう変わるかを計算表で確かめられます。

目次

愛知県公立高校の内申点は何年生の成績を使う?

先に結論

令和9年度入試の一般選抜では、調査書情報に登録される中3の「学習の記録」を使います。9教科の評定の合計を2倍した数字が評定得点で、最高は90点です。

「内申点」はよく使われる呼び方で、公式には中学校が作る調査書の評定のことです。愛知では、それが「調査書情報」として高校に送られます。

愛知県の資料で決められている扱いを、表で見てみましょう。

項目令和9年度入試(一般選抜)の扱い
使う学年中3のみ
評定得点の出し方9教科の評定の合計×2
評定得点の最高90点(5点×9教科×2)
学力検査5教科で最高110点(22点×5教科)
組み合わせ方高校が方式Ⅰ〜Ⅴから選ぶ

中3の評定が何学期までの成績で付けられるかは、学校の先生に確かめておくと安心です。

推薦選抜では中2の評定も

推薦選抜では、推薦情報として「推薦の理由」と「学習の記録(第2学年)」が登録されます。一般選抜とは使う学年が違うので、推薦を考えている人は中2の成績も関わってくるんです。

今が中2で推薦も考えている人は、今の学年の評定が推薦の資料になると考えておきましょう。推薦の条件は高校ごとに違うので、受験する年度の要項で確かめてみてください。

年度ごとに変わることがあります

ここで紹介しているのは令和9年度入試の扱いです。入試のしくみは見直されることがあるので、受験する年度の愛知県教育委員会の資料で確かめておきましょう。

愛知の評定得点の数え方

先に結論

中3の9教科の評定を足して、2倍するだけです。評定が1つ上がると、評定得点は2点増えます。

『通知表からどう計算すればいいの?』という人も、手順はとてもシンプルです。

評定得点の出し方
  1. 中3の9教科の評定を確かめる
  2. 9教科の評定を足す(最大45)
  3. 2倍する(最大90)

架空の評定で計算してみよう

例えば、こんな3つの例で計算してみます。

例9教科の評定の合計評定得点(×2)
9教科すべて32754
合計353570
合計404080

評定が1つ上がるごとに評定得点は2点ずつ増えます。例えば、合計35の人が2教科で1つずつ上げると37になり、評定得点は74点です。

都道府県ごとの計算の違いは高校受験の内申点の計算でもまとめています。

愛知県公立高校の内申点で、中3の9教科の評定を足して2倍し、評定得点を出す流れの図解

方式Ⅰ〜Ⅴで比べる「愛知の校内順位」計算表

先に結論

校内順位は、評定得点と学力検査の得点を、高校が選んだ方式で足した数字を基礎にして決めます。同じ得点でも、方式によって順番が入れかわることがあります。

ここが愛知の入試でいちばん分かりにくいところですよね。まずは5つの方式を並べてみましょう。

方式計算のしかた計算すると最高最高点に占める内申の割合
Ⅰ評定得点+学力検査200点90÷200で45%
Ⅱ評定得点×1.5+学力検査245点135÷245で約55%
Ⅲ評定得点+学力検査×1.5255点90÷255で約35%
Ⅳ評定得点×2+学力検査290点180÷290で約62%
Ⅴ評定得点+学力検査×2310点90÷310で約29%

方式ⅡとⅣは内申を重く、方式ⅢとⅤは当日の学力検査を重く見る形です。方式Ⅰは、そのまま足します。

右の列は、満点どうしで比べた時に内申がどれくらいの重さになるかを計算したものです。方式Ⅳと方式Ⅴでは、内申の重さが2倍以上違うんです。

評定1つの重みも方式で変わる

評定が1つ上がると評定得点は2点増えますが、方式によって最後の数字の増え方が変わります。

方式評定が1つ上がった時の増え方
Ⅰ・Ⅲ・Ⅴ2点
Ⅱ3点(2点×1.5)
Ⅳ4点(2点×2)

例えばこんな会話をイメージしてみてください。

「方式Ⅳの学校なら、評定を1つ上げるだけで4点も変わるんだね」「そう。だから中3の定期テストは手を抜けないんだよ」

2人の架空の受検生で比べてみよう

内申が得意な人と、当日の試験が得意な人で計算してみます。

方式評定得点70・学力検査70の場合評定得点80・学力検査60の場合
Ⅰ140140
Ⅱ175180
Ⅲ175170
Ⅳ210220
Ⅴ210200

方式Ⅰではどちらも140で同じです。ところが方式ⅡとⅣでは内申の高い人が上になり、方式ⅢとⅤでは学力検査の高い人が上になりました。

「自分は内申と当日点のどっちが得意?」「志望校はどの方式?」の2つをセットで考えると、作戦が立てやすくなります。比率の考え方は内申点と当日点の比率でもくわしく書いています。

自分の数字を入れてみよう

計算の段階あなたの数字
中3の9教科の評定の合計( )
評定得点(合計×2)( )
学力検査の目標(110点満点)( )
志望校の方式( )
方式で計算した数字( )
計算した数字だけで合否は決まらない

校内順位は、評定得点と学力検査の得点を基礎資料にしたうえで、総合的に決めるとされています。計算表は、志望校の方式で自分の強みがどう生きるかを見る道具として使ってみてください。

志望校の方式と面接の有無を確かめる手順

先に結論

各高校の方式と面接の有無は、県が発表している「面接実施の有無及び校内順位の決定方式」の一覧に載っています。令和9年度から方式を変える学校もあるので、受験する年度のものを見ましょう。

『先輩のころと同じ方式だと思っていた』という思い込みが、いちばん危ないところです。次の手順で確かめてみてください。

志望校の方式を確かめる手順
  1. 県教育委員会の入学者選抜のページを開く
  2. 令和9年度の「面接実施の有無及び校内順位の決定方式」を開く
  3. 一覧から志望校と学科の行を探す
  4. 方式(Ⅰ〜Ⅴ)と、面接の有無を書き写す
  5. 上の計算表に自分の数字を入れてみる

一般選抜の面接は、実施するかどうかを高校が決めます。志望校の基準の調べ方は志望校の内申基準の調べ方でも紹介しています。

愛知県公立高校の志望校の方式と面接の有無を、県の一覧で確かめる手順の図解

令和9年度から変わった調査書情報

令和9年度入試から、調査書情報の登録事項のうち「性別」「行動の記録」「出欠の記録」が削除されました。出欠の記録は、中2と中3の欠席日数を書く項目でした。

項目令和9年度入試での扱い
学習の記録(第3学年)登録される
総合的な学習の時間の記録登録される
総合所見及び指導上参考となる諸事項など登録される
行動の記録・出欠の記録削除された

愛知県公立高校の内申点でよくある相談

先に結論

よく見られるのは「一般入試の内申は中3の何学期?」「推薦は内申の高い順で決まる?」「内申が低いと落ちる?」の3つです。

Yahoo!知恵袋などに寄せられた相談から、よくあるものを要約して答えます。

相談1:一般入試に使われる内申は、中3の二学期のもの?

ネットで「中3の2学期の成績が使われる」と見たけれど本当か、という相談です。

一般選抜で調査書情報に登録されるのは、中3の学習の記録です。ただ、何学期までの成績で付けるかは、今回確かめた県の資料には書かれていませんでした。中学校の先生に確かめるのがいちばん確実です。

相談2:推薦入試は、内申点が高い順で合格が決まる?

推薦は内申の高い順で決まると見たけれど本当か、という相談です。

推薦選抜で登録されるのは、推薦の理由と中2の学習の記録です。「内申の高い順で決まる」と書かれた資料は確認できなかったので、推薦の選抜のしかたは受験する年度の要項で確かめてみてください。

相談3:内申点が低いと、それだけで落ちる?

答えは、それだけでは決まりません。方式ⅢやⅤの学校のように学力検査を重く見る学校もあり、校内順位は総合的に決められます。

とはいえ、内申が関係ないわけではありません。志望校の方式を確かめたうえで、評定と学力検査の両方を準備していきましょう。

点数だけで高校を決めない

「内申がいくつならこの高校」という公式の対応表はありません。志望校選びは、担任の先生や進路の先生と一緒に考えてみてください。

中3の毎日で、今からできる準備

先に結論

一般選抜で使うのは中3の評定です。中3の授業・提出物・定期テストを大切にしつつ、方式に合わせて学力検査の準備も進めましょう。

公立高校全体のしくみは公立高校の内申点で、中3の過ごし方は中学3年生の内申点でまとめています。

中3で意識したいこと
  • 定期テストの範囲が出たら、すぐに計画を立てる
  • 提出物は期限を守り、やり直しまで書き込む
  • 実技教科の授業プリントやレポートも丁寧に仕上げる
  • 志望校の方式に合わせて、学力検査の勉強時間を決める
  • 推薦を考えるなら、中2の評定と推薦の条件も確かめる

志望校の方式に合わせた力の入れ方

方式が分かったら、勉強時間の配分も少し変えてみましょう。どの方式でも評定と学力検査の両方が使われるので、片方だけにしぼるのはおすすめしません。

志望校の方式力の入れ方の目安
Ⅱ・Ⅳ(内申を重く見る)中3の定期テストと提出物を最優先にし、評定を一つずつ積み上げる
Ⅰ(そのまま足す)定期テストの勉強を、そのまま学力検査の復習にもつなげる
Ⅲ・Ⅴ(学力検査を重く見る)定期テストに加えて、1・2年の単元の復習を早めに始める

第1志望と第2志望で方式が違うことも、よくあります。『どっちに合わせればいいの?』と迷ったら、まずは第1志望の方式を基準にして、先生と相談しながら決めてみてください。

一人でやるか、人の手を借りるか

『何から手をつければいいか分からない』と感じる時もありますよね。そんな時は、人の手を借りるのもひとつの方法です。

  • つまずいた単元まで戻って、教えてもらいたい時
  • 定期テストの範囲に合わせて、計画を一緒に立ててほしい時
  • 提出物の管理や、毎日机に向かう習慣をつくりたい時
  • 分からない問題を、気軽に質問できる相手がほしい時

家庭教師のあすなろは、小学生・中学生・高校生を対象にした家庭教師で、訪問とオンラインの授業があります。無料の体験授業では、内申点や受験のしくみの説明も受けられます。地域ごとに公式サイトが分かれています。

家庭教師のあすなろ(PR)

苦手な教科を、提出物とテスト対策から一緒に見てほしい方へ

家庭教師のあすなろは、勉強が苦手な子のサポートに力を入れている小学生・中学生・高校生向けの家庭教師です。ご自宅への訪問のほか、オンラインでも1対1で教われます。テスト前は出題されやすいポイントにしぼった勉強の進め方を教えてくれます。まずは無料の体験授業で、お子さんに合うか確かめてみてください。

無料あすなろの無料体験授業を見る

運営会社と公式サイトは地域ごとに分かれています。料金や内容はお住まいの地域の公式サイトで確認してください。

制度の原文は、愛知県教育委員会の公立高等学校入学者選抜のページで確かめられます。

よくある質問

愛知県公立高校の内申点の満点は何点ですか?

一般選抜の評定得点は、9教科の評定の合計を2倍したもので、最高は90点です。

愛知の内申点に、中1・中2の成績は入りますか?

令和9年度入試の一般選抜では、中3の学習の記録が登録されます。推薦選抜では、中2の学習の記録が登録されます。

方式Ⅰ〜Ⅴはどこで確かめられますか?

県が発表している「面接実施の有無及び校内順位の決定方式」の一覧に、高校ごとの方式が載っています。

欠席の日数は入試に関係しますか?

令和9年度入試から、調査書情報の出欠の記録と行動の記録は削除されました。

まとめ

この記事の要点
  • 令和9年度入試の一般選抜では、中3の9教科の評定の合計×2が評定得点(最高90点)
  • 学力検査は最高110点で、高校が方式Ⅰ〜Ⅴから組み合わせ方を選ぶ
  • 同じ得点でも、方式によって校内順位の基礎になる数字は変わる
  • 令和9年度から、調査書情報の行動の記録と出欠の記録が削除された
  • 志望校の方式と面接の有無は、県の一覧で受験する年度のものを確かめる
内申ドットコム

内申ドットコム 編集部

内申点のしくみや計算方法、都道府県ごとの高校入試での使われ方、内申点を上げるための考え方を、公式の公開情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次