埼玉県公立高校の内申点|調査書の扱いと学年の比重

埼玉県公立高校の内申点の学年の比重と調査書の扱いを解説する記事のアイキャッチ

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『埼玉の内申って、中1の成績も入るの?』『学年の比重は学校で違うって聞いたけど本当?』と迷っている方も多いですよね。

結論から言うと、埼玉県公立高校の内申点は、令和9年度入試では中1から中3までの評定をすべて使います。そして学年の比重は、高校ごとに県が示す選択肢から選ぶしくみです。

この記事を読めば、自分の評定で調査書の得点を計算する方法と、志望校の比重を確かめる手順が分かります。

目次

埼玉県公立高校の内申点は何年生の成績を使う?

先に結論

令和9年度入試の共通選抜では、中1・中2・中3の9教科の評定の合計を、高校ごとに選んだ比率で足し合わせます。どの比率でも中1の評定が入るので、中1から調査書に関わります。

「内申点」はよく使われる呼び方で、公式には中学校が作る「調査書」の評定のことです。評定は、通知表の5段階の数字のことだと考えてみてください。

埼玉県は、令和9年度入試から選抜のしくみが新しくなりました。まずは全体を表で見てみましょう。

項目令和9年度入試(共通選抜)の扱い
使う学年中1・中2・中3のすべて
1学年の評定の合計9教科×5段階で45点満点
学年の比率1:1:1、1:1:2、1:1:3から高校が選ぶ
調査書の得点200点・300点・400点のどれかに換算(高校が選ぶ)
中3の評定1学期と2学期の成績で判定

2学期制の学校では、前期の成績に、できるだけ後期の成績を加えて中3の評定を判定するとされています。

新しい制度で何が変わったの?

一般募集は「共通選抜」と「特色選抜」の2種類になりました。共通選抜は県が決めた方法で、特色選抜は高校ごとの特色に合わせた方法で得点を出します。

さらに、面接は志願者全員が受けることになりました。令和9年度入試の面接は、令和9年2月26日に行われます。

先輩や塾で聞いた話が古い制度のものだと、今の入試とずれていることがあります。

昔の情報に注意

インターネットには前の制度の説明も残っています。特に、調査書の加点のしかたは令和9年度から大きく変わっているので、受験する年度の県の資料で確かめましょう。

埼玉の内申点の計算方法と学年の比重

先に結論

各学年の評定の合計に学年の比率をかけて足したものが「調査書の基本点」です。それを200点・300点・400点のどれかに換算したものが、調査書の得点になります。

『比率が違うと、どれくらい変わるの?』と気になりますよね。実際に計算してみると、違いがよく分かります。

調査書の得点の出し方
  1. 中1・中2・中3の9教科の評定を、学年ごとに足す
  2. 志望校が選んだ学年の比率を、それぞれの合計にかける
  3. かけた数字を足して「調査書の基本点」を出す
  4. 基本点を、志望校が選んだ満点(200点・300点・400点)に換算する

架空の評定で、3つの比率を比べてみよう

例えば、中1の合計が30、中2の合計が32、中3の合計が35だったとします。

学年の比率計算調査書の基本点満点
1:1:130+32+3597135点
1:1:230+32+35×2132180点
1:1:330+32+35×3167225点

例えば1:1:2で132点の場合、180点満点を300点満点に比例で直すと考えると、132×300÷180=220で、計算すると220点です。換算のしかたや小数の扱いは、選抜要領で確かめてみてください。

埼玉県公立高校の内申点で、学年の比率をかけて調査書の基本点を出し、満点に換算する流れの図解

学年ごとの評定1つの重さ

1:1:3の学校では、中3の評定が1つ上がると基本点は3点増えます。中1や中2の評定が1つ上がった時の3倍です。

一方、1:1:1の学校では、どの学年の評定1つも同じ1点です。中1の成績も中3と同じ重さで入る、ということなんです。

中1が高い人と中3が高い人で比べると

例えばこんな場面を考えてみましょう。1年生のころは成績がよく、少しずつ下がってきた人と、中3でぐっと伸びた人です。どちらも架空の評定です。

比率中1が38・中2が36・中3が30の場合中1が30・中2が32・中3が35の場合
1:1:110497
1:1:2134132
1:1:3164167

1:1:1と1:1:2では、1年生から成績がよかった人のほうが高くなります。ところが1:1:3では、中3で伸びた人が逆転しました。

同じ評定でも、志望校の比率で順番が入れかわることがあるんです。だからこそ、自分の志望校がどれを選んでいるかを先に知っておきたいですね。

中1の過ごし方は中1の内申点で、中2の過ごし方は中2の内申点でくわしく書いています。

志望校の選抜基準で、学年の比重を確かめる手順

先に結論

学年の比率も、調査書の満点も、高校ごとに違います。自分の評定で計算する前に、志望校がどの組み合わせを選んでいるかを確かめるのが先です。

「うちの志望校は中3重視なの?」「それとも3年間同じ?」という疑問は、県が公表している各高校の選抜実施内容を見れば確かめられます。

志望校の比重を確かめる手順
  1. 県教育委員会のページで、各高等学校の選抜実施内容を開く
  2. 志望校が共通選抜か、特色選抜か、両方かを確かめる
  3. 学年の比率(1:1:1/1:1:2/1:1:3)を書き写す
  4. 調査書の満点(200点/300点/400点)と面接の配点を書き写す
  5. 下の表に自分の評定を入れて、基本点を出してみる
埼玉県公立高校の志望校が選んだ学年の比率や調査書の満点を、県の公表資料で確かめる手順の図解
書き写す項目第1志望第2志望
選抜の種類( )( )
学年の比率( )( )
調査書の満点( )( )
面接の配点( )( )
自分の基本点( )( )

2校を並べると、同じ評定でも学校によって得点の出方が違うことが分かります。志望校の基準の調べ方は志望校の内申基準の調べ方でも紹介しています。

学力検査・面接との配点と、共通選抜・特色選抜

先に結論

共通選抜は、学力検査500点、調査書200点から400点、面接30点か60点の組み合わせで得点を出します。特色選抜は、高校が配点を決めますが、上限のルールがあります。

内申だけでなく、学力検査と面接も合わせて見ておくと、全体がつかみやすくなりますよ。

資料共通選抜の配点決め方
学力検査500点満点5教科(英語はリスニングを含む)
調査書200点・300点・400点高校が選ぶ
面接30点か60点1倍か2倍を高校が選ぶ

調査書の満点が200点の学校と400点の学校では、同じ学力検査500点に対する調査書の重みが2倍違います。比率の考え方は内申点と当日点の比率でもまとめています。

特色選抜の調査書は?

特色選抜では、学年の比率を高校が決めます。各学年の比率は1以上の整数で、合計が10を超えない範囲です。

また、学力検査の基本点の1.5倍が、調査書と面接の得点の合計以上になるように決めることになっています。

調査書に書かれるのは2つだけ

令和9年度の埼玉県の調査書の記載項目は「各教科の学習の記録」と「総合的な学習の時間の記録」です。9教科の5段階の評定と、総合的な学習の時間の記録だけ、ということです。

志願者が書く「自己評価資料」もありますが、それ自体は評価せず、面接の時の参考にするとされています。

選抜の順番

共通選抜だけ、または特色選抜だけの学校は、募集人員の60%から80%を第1次選抜で決め、残りを第2次選抜で決めます。両方をする学校は、特色選抜のあとに共通選抜を行います。

埼玉県公立高校の内申点でよくある相談

先に結論

よく見られるのは「中3の1学期と2学期のどちらが使われる?」「内申が高ければ当日点が低くても受かる?」「特別活動の加点はどうなる?」の3つです。

Yahoo!知恵袋などに寄せられた相談から、よくあるものを要約して答えます。

相談1:中3の一学期と二学期、どちらが使われる?

公立高校の内申点に、中3の1学期と2学期のどちらの成績が使われるのか、という相談です。

令和9年度の調査書の作成要領では、中3の評定は1学期と2学期の成績によって判定するとされています。どちらか一方だけではない、と考えておきましょう。

相談2:内申がとても高ければ、当日点が低くても受かる?

埼玉の公立高校は内申と当日点の合計で決まるなら、内申が高い分だけ当日点が低くても受かるのか、という相談です。

共通選抜では、学力検査・調査書・面接の得点を出して選抜します。ただ、調査書の満点や比率は学校ごとに違い、合否は他の受検生との比べ合いでもあります。

「内申がこれだけあれば大丈夫」とは言えないので、当日の学力検査の準備も並行して進めておきましょう。

相談3:特別活動等の記録の加点はどう数える?

通知表からの内申の出し方は分かったけれど、特別活動等の記録の得点の加え方が分からない、という相談です。

これは前の制度の話です。令和9年度の調査書の記載項目は、評定と総合的な学習の時間の記録の2つになっています。古い情報で計算していないか、一度見直してみてください。

一人で抱えないで

「この内申でどの高校に行けるか」の対応表は公式にはありません。志望校選びは、担任の先生や進路の先生と一緒に考えてみましょう。

今からできる準備と、学年ごとの意識

先に結論

埼玉では中1から評定が入ります。今が何年生でも、その学年の評定がそのまま調査書の基本点になる、と考えて毎日を過ごすのが近道です。

『もう中3だから遅い?』と心配する人もいますが、中3の比率を大きくしている学校もあります。今の学年でできることを確かめてみてください。

学年ごとに意識したいこと
  • 中1:提出物と授業の取り組みの習慣をつくる
  • 中2:中だるみしやすい時期に、定期テストの計画を続ける
  • 中3:1学期と2学期の定期テストに向けて早めに準備する
  • 全学年:実技教科の授業プリントやレポートも丁寧に仕上げる
  • 全学年:面接に向けて、自分の取り組みを言葉にしておく

高校受験全体での内申の使われ方は高校受験の内申点で、公立高校の調べ方は公立高校の内申点でまとめています。

一人でやるか、人の手を借りるか

『1年生の内容から分からなくなっている』という時は、一人で戻るのが大変なこともありますよね。そんな時は、人の手を借りるのもひとつの方法です。

  • つまずいた単元まで戻って、教えてもらいたい時
  • 定期テストの範囲に合わせて、計画を一緒に立ててほしい時
  • 提出物の管理や、毎日机に向かう習慣をつくりたい時
  • 分からない問題を、その日のうちに質問したい時

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制度の原文は、埼玉県教育委員会の令和9年度 実施要項・選抜要領で確かめられます。

よくある質問

埼玉県公立高校の内申点に、中1の成績は入りますか?

令和9年度入試の共通選抜では、中1・中2・中3のすべての評定を使います。学年の比率は1:1:1、1:1:2、1:1:3から高校が選びます。

埼玉の調査書の満点は何点ですか?

共通選抜では、基本点を200点・300点・400点のどれかに換算します。どれになるかは高校ごとに違います。

面接は全員が受けるのですか?

令和9年度入試では、志願者全員が面接を受けます。面接の配点は30点か60点で、高校が選びます。

学年の比率はどこで確かめられますか?

県教育委員会が公表している各高等学校の選抜実施内容で確かめられます。受験する年度のものを見てください。

まとめ

この記事の要点
  • 令和9年度入試の共通選抜では、中1から中3までの評定をすべて使う
  • 学年の比率は1:1:1、1:1:2、1:1:3から高校が選び、基本点を200点から400点に換算する
  • 学力検査は500点、面接は30点か60点で、面接は志願者全員が受ける
  • 調査書の記載項目は評定と総合的な学習の時間の記録の2つになった
  • 志望校の比率は、県が公表する各高校の選抜実施内容で確かめる
内申ドットコム

内申ドットコム 編集部

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