偏差値55の高校に必要な内申点は?当日点との組み合わせ

偏差値55の高校を目指す時に、内申と当日点の組み合わせを自分で計算する方法を解説する記事のアイキャッチ

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『偏差値55の高校に行きたいけど、内申点はどれくらい必要なの?』と調べている人も多いですよね。

結論から言うと、偏差値55の高校に必要な内申点は、公式に決まった数字がありません。大事なのは「自分の内申なら、当日何点取ればいいか」を組み合わせで考えることです。

この記事を読めば、内申と当日点の組み合わせを、自分の数字で計算するやり方が分かります。

目次

偏差値55の高校に必要な内申点は何点?

先に結論

「偏差値55の高校なら内申点○点」という公式のデータはありません。同じ偏差値55の高校でも、内申と当日点の割合は学校ごとに違うからです。

内申点は、通知表や調査書の評定を数えたものの通称です。

公式の書類では「調査書の評定」と呼ばれます。しくみ全体は内申点とはで紹介しています。

一方で、高校の偏差値は、模試の会社が受験者のデータから出している目安です。偏差値55は、模試を受けた人の中で真ん中より少し上の位置ですね。

『偏差値55って内申点でいったらどれくらい?』という質問はとても多いです。ただ、2つは別の物差しなので、片方からもう片方を出すことはできないんです。

よくある勘違い

ネットで見つけた「偏差値55の高校の内申の目安」を、そのまま自分の地域に当てはめることです。内申点の数え方は都道府県で違い、満点も45点・65点・135点などさまざまです。

内申点と偏差値の関係そのものは、内申点と偏差値の関係で順を追って紹介しています。

内申と当日点の組み合わせを考えるワーク

先に結論

志望校の「内申と当日点の割合」が分かれば、自分の内申点から当日に必要な点数を逆算できます。ここでは神奈川県の令和9年度入試の式を使って、手を動かしてみましょう。

ここがこの記事のいちばん大事なところです。紙と電卓を用意して、一緒に計算してみてください。

神奈川県の選考の式

神奈川県の共通選抜(第1次選考)では、内申の点(a)と学力検査の点(b)を、どちらも100点満点に直して使います。

  • a:中2の9教科の合計+中3の9教科の合計×2(135点満点)を100点満点に直したもの
  • b:学力検査の各教科の得点の合計を100点満点に直したもの
  • S1=a×f+b×g(fとgは合計が10で、どちらも2以上。学校ごとに決める)

fとgの組み合わせで、内申と当日点の割合が決まります。f:gが3:7なら当日点重視、7:3なら内申重視の学校ということですね。

ワークの手順

当日に必要な点数を出す手順
  1. 中2と中3の9教科の合計を書き出す
  2. 中2の合計+中3の合計×2を計算し、135で割って100をかける(これがa)
  3. 志望校のf:gを確かめる
  4. 目標のS1を仮に決める
  5. 目標のS1からa×fを引き、gで割って必要なbを出す
自分の内申点から、志望校の比率を使って当日に必要な点数を逆算するワークの流れを示した図解

計算してみよう

中2の合計が30、中3の合計が33の場合で計算します。30+33×2=96なので、aは96÷135×100で約71.1です。

目標のS1を、仮に650(1000点満点)とします。必要なbは、学校の比率によって次のように変わります。

志望校のf:ga×f必要なb(100点満点)
3:7(当日点重視)約213.3約62.4
5:5約355.6約58.9
7:3(内申重視)約497.8約50.7

検算してみますね。3:7の場合は、650から213.3を引いて436.7、それを7で割ると約62.4です。

同じ内申でも、内申重視の学校なら当日の目標が10点以上下がります。『内申と当日点、どっちが大事?』の答えは、学校の比率しだいなんです。

東京都なら、こう計算する

東京都の令和9年度入試では、多くの学校が学力検査7:調査書3です。調査書点は「換算内申×300÷65」、学力検査は500点満点を700点に直すので、素点1点が1.4点にあたります。

学力検査と調査書点の合計の目標を、仮に700点(1000点満点)として計算してみます。スピーキングテストの点は、ここでは入れていません。

換算内申(65点満点)調査書点(計算値)学力検査で必要な点(換算後)素点(500点満点)にすると
45約207.7点約492.3点約351.6点
50約230.8点約469.2点約335.2点

検算すると、換算内申45の人は、700から207.7を引いて492.3、それを1.4で割ると約351.6点です。換算内申が5違うと、当日の素点の目標が約16点変わる計算ですね。

自分用のワークシート

ノートに次の表を写して、自分の数字を入れてみてください。毎学期書き足していくと、どこが伸びたかも分かります。

行書くこと自分の数字
1内申の点(地域の式で計算)
2志望校の比率
3目標の合計(仮)
4当日に必要な点数(3と1・2から逆算)
5直近の模試や過去問の点数
64と5の差(あと何点か)

内申の強さが違う2人で比べると

先に結論

内申が高い人は内申重視の学校で、当日点が強い人は当日点重視の学校で有利になりやすいです。自分がどちらのタイプかを知っておくと、志望校の選び方が変わります。

さっきの人(中2が30・中3が33)と、中2・中3ともオール4(36)の人で比べてみます。オール4の人は、36+36×2=108で、aは108÷135×100=80です。

志望校のf:g中2が30・中3が33の人(a約71.1)オール4の人(a=80)2人の差
3:7約62.4約58.6約3.8
5:5約58.950.0約8.9
7:3約50.730.0約20.7

表の数字は、目標のS1を650にした時の必要なbです。3:7の学校では差が4点ほどですが、7:3の学校では20点以上の差になります。

検算すると、オール4の人の5:5は、650から80×5=400を引いた250を、5で割って50.0です。

内申の強さが違う2人で、志望校の比率ごとに当日必要な点数がどう変わるかを比べた図解
自分のタイプを知るためのチェック
  • 内申のa(100点満点)と、模試の得点率のどちらが高いか
  • 実技4教科の評定は、5教科と比べて高いか低いか
  • 中2より中3の評定が上がっているか
  • 過去問で、志望校の当日点の目標にどれくらい届いているか

例えば、内申のaが80で、模試の得点率が6割くらいの人は「内申が強いタイプ」です。内申重視の学校を候補に入れつつ、当日点の目標を表で確かめておくと安心ですね。

反対に、aが60くらいで模試の得点率が7割を超える人は「当日点が強いタイプ」です。当日点重視の学校なら、内申の差を取り返しやすくなります。

内申34〜36のあたりの人の考え方は、内申点34・35・36の偏差値の目安でも紹介しています。

内申以外の点も入る学校は?

先に結論

神奈川県では、特色検査がある学校や、内申を使わない第2次選考もあります。ワークの式に足す項目がないかも確かめておきましょう。

神奈川県の共通選抜では、特色検査を実施する学校があります。実技検査・自己表現検査・面接などで、その場合の式は「S1=a×f+b×g+d×i(iは1以上5以下)」になります。

また、募集人員の90%までを第1次選考で決めたあと、残りは第2次選考で決めます。第2次選考では内申の点(a)は使わず、学力検査と、中3の「主体的に学習に取り組む態度」の評価を点数にしたものを使います。

『内申が少し足りなくても、まだチャンスはある?』と思った人もいますよね。第2次選考のしくみを知っておくと、当日点を伸ばす意味がよりはっきりします。

各校のf:gや特色検査は、県が公表している選考基準で確かめられます。

年度ごとに変わることがあるので、受験する年度の資料を見ましょう。神奈川県のしくみは神奈川県公立高校の内申点でくわしく紹介しています。

一人でやるか、人の手を借りるか

『計算はできたけど、当日点をあと数点上げるのが難しい』という人もいますよね。自分で過去問を進められる人もいますが、人の手が役立つ場面もあります。

  • 必要なbに届くまで、どの教科で何点伸ばすかを一緒に決めたい時
  • 前の学年でつまずいた単元に戻って、学び直したい時
  • 定期テストと入試の勉強の両方の計画を立てたい時
  • 分からない問題を、その場で質問できる相手がほしい時

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偏差値55の志望校でよくある相談

先に結論

多いのは「偏差値55なら内申点はどれくらい?」「志望校の比率が内申重視で、自分はオール3」「内申28で偏差値55以上の高校に行ける?」の3つです。

Yahoo!知恵袋などで多かった相談を、内容を変えない範囲でまとめて答えます。

相談1:偏差値55の高校って、内申点でいったらどれくらい?

この記事の答えは「数字では言えない」です。そのかわり、志望校の比率が分かれば、自分の内申でどれくらい当日点が必要かは計算できます。

ワークの手順で、まず自分のaを出してみてください。そこから、比率ごとの必要な点数が見えてきます。

志望校の候補が2〜3校あるなら、それぞれの比率で必要な点数を並べてみましょう。同じ偏差値55の学校でも、当日の目標が10点以上違うことがあるのが分かるはずです。

相談2:志望校は内申重視の比率。でも自分は毎年オール3

内申重視の学校だと、不安になりますよね。オール3の人は、中2・中3とも27なら27+54=81で、aは81÷135×100=60です。

例えば7:3の学校で目標のS1を650にすると、必要なbは650から420を引いた230を3で割って、約76.7です。当日点で多めに取る計画になるので、中3の評定を1つでも上げられないか、あわせて考えてみてください。

相談3:内申28で、偏差値55以上の高校に行ける?

内申28でも、当日点重視の学校なら、当日点で取り返せる可能性はあります。どれだけ取り返せるかは、志望校の比率と自分の当日点しだいです。

先生には、例えばこんなふうに聞いてみてください。

「この学校の比率だと、内申28なら当日何割くらい必要ですか?」「去年の資料も見ながら、一緒に目標を決めよう」

内申が足りない時の考え方は、内申点が足りない時の逆転でも紹介しています。

よくある質問

偏差値55の高校に必要な内申点は何点ですか?

公式に決まった数字はありません。内申の数え方と、内申と当日点の割合が学校ごとに違うからです。志望校の比率を確かめて、自分の内申点で当日に必要な点数を計算しましょう。

内申と当日点、どちらを優先して伸ばせばいいですか?

志望校の比率で決まります。神奈川県の例では、内申重視の学校ほど内申の差が大きく効き、当日点重視の学校ほど当日点の差が大きく効きます。

計算に使う目標の点数はどう決めればいいですか?

この記事の目標は計算のための仮の数字です。実際の目標は、模試の判定や過去問の結果をもとに、先生と相談して決めましょう。

偏差値55の高校で、内申が少し足りない時は何を優先すればいいですか?

当日点重視の学校なら当日点を、内申重視の学校なら中3の評定を優先するのが基本です。両方の数字をワークで出して、届きやすいほうから手をつけましょう。

他の都道府県でも同じ計算ができますか?

考え方は同じです。ただ、内申の数え方や比率の決め方は地域ごとに違うので、自分の地域の要項にある式を使って計算してください。

まとめ

この記事の要点
  • 偏差値55の高校に必要な内申点は、公式に決まった数字がない
  • 志望校の比率が分かれば、自分の内申から当日に必要な点数を逆算できる
  • 神奈川県ではS1=a×f+b×gで、fとgは学校ごとに決まる
  • 内申重視の学校ほど、内申の差が当日点の大きな差になる
  • 特色検査や第2次選考など、式に入るものも確かめる
内申ドットコム

内申ドットコム 編集部

内申点のしくみや計算方法、都道府県ごとの高校入試での使われ方、内申点を上げるための考え方を、公式の公開情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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