内申点37・38・39・40の偏差値の目安|上位校を目指す時の考え方

内申点37・38・39・40の位置と、上位校を目指す時に内申以外で差がつく要素を解説する記事のアイキャッチ

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内申点が37〜40あると、『上位の高校も狙えるのかな』『内申点38だと偏差値はどれくらい?』と考えますよね。

結論から言うと、内申点38の偏差値を決める公式の表はありません。そして、37〜40の人が上位校を目指す時は、内申よりも当日点やそれ以外の検査で差がつきやすい、というのがこの記事の答えです。

この記事を読めば、37〜40の内申点の位置と、上位校で何が合否を分けるのかの見方が分かります。

目次

内申点37〜40はどんな成績?

先に結論

9教科の評定を足した内申点が37〜40なら、5がいくつか入った「4と5の成績」です。45点満点の8割以上にあたります。

内申点は、通知表や調査書の評定を数えたものの通称です。

9教科が5段階なので、そのまま足すと45点満点になります。しくみ全体は内申点とはで紹介しています。

内申点組み合わせの例45点満点での割合
375が1つ・4が8つ(5+32)約82%
385が2つ・4が7つ(10+28)約84%
395が3つ・4が6つ(15+24)約87%
405が4つ・4が5つ(20+20)約89%

東京都の中学3年生(令和7年12月31日現在)では、9教科全体で5がついている割合は12.3%でした。5が複数入る37〜40は、かなり上のほうの成績です。

『ここまで来たら、あとは内申を45に近づけるだけ?』と思うかもしれません。実は、ここからは考え方が少し変わってきます。

内申が高い人ほど、差は当日点でつく

先に結論

内申点40の人が伸ばせる幅は、45まであと5点です。一方で、当日の学力検査は点数の幅が大きいので、上位校では当日点で差がつきやすくなります。

東京都の令和9年度入試(学力検査5教科・7:3の学校)で計算してみます。調査書点は「換算内申×300÷65」、学力検査は500点満点を700点に直します。

内申を3上げると、当日の何点分?

内申点37の人が40まで上げた場合を考えてみましょう。どの教科で上げたかで、増え方が変わります。

上げ方換算内申の増え方調査書点の増え方(計算値)当日の素点にすると
5教科で3つ上げる+3約13.8点約9.9点分
実技4教科で3つ上げる+6約27.7点約19.8点分

検算してみますね。

実技で3つ上げると換算内申は6増え、6×300÷65は約27.7点です。当日の素点1点は700÷500で1.4点にあたるので、27.7÷1.4は約19.8点になります。

内申点を3つ上げるのは、中3の上位の人にとって簡単ではありません。それでも当日の素点にすると10〜20点分ほど、と考えると目安がつかみやすいですよね。

内申点37から40に上げた時の調査書点の増え方を、当日の素点に直して比べた図解
計算の前提

調査書点の端数の扱いは、都の要綱で確かめてみてください。学力検査に傾斜配点がある学校や、7:3以外の比率の学校では数字が変わります。都立の調査書点のしくみは都立高校の内申点で紹介しています。

神奈川県では、学校の比率で差の大きさが変わる

神奈川県の令和9年度入試(共通選抜の第1次選考)では、「中2の合計+中3の合計×2」の135点満点を100点満点に直した数を内申の点(a)にします。学力検査も100点満点に直し(b)、学校ごとに決めた数(f・g)をかけて足します。

fとgは合計が10で、どちらも2以上です。中2・中3とも37の人と、どちらも40の人を比べてみましょう。

比率(f:g)内申の点の差(a×f)学力検査の点(100点満点)で何点分
2:8約13.3点約1.7点分
5:5約33.3点約6.7点分
8:2約53.3点約26.7点分

検算すると、37の人は37+74=111で、111÷135×100は約82.2です。40の人は40+80=120で約88.9なので、aの差は約6.7になります。

学力検査の比重が大きい2:8の学校なら、内申3点の差は当日点でわずかに取り返せる差です。8:2の学校では、取り返すのがかなり大変な差になりますね。

上位校では、内申が近い人どうしの勝負になる

上位校を受ける人は、内申点も高い人が多くなりがちです。受ける人どうしの内申の差が小さければ、合否を分けるのは当日点の差になります。

例えば、こんな会話を思い浮かべてみてください。

「内申点40あるから、当日は少し失敗しても大丈夫かな」「同じ学校を受ける人も内申が高いなら、当日の差のほうが大きく効くかもね」

内申と当日点の割合の決まり方は、内申点と当日点の比率でくわしく紹介しています。

上位校で、内申以外に差がつく要素

先に結論

内申と学力検査のほかにも、スピーキングテスト、特色検査、学校設定検査、面接、評定以外の記録など、地域ごとに点数や判断材料になるものがあります。

『内申と当日点以外に、何が見られるの?』と気になりますよね。令和9年度入試の公式資料から、上位校を目指す時に確かめておきたい要素を表にしました。

要素地域の例(令和9年度)どう使われるか
学力検査の比率東京都・神奈川県・大阪府東京都は原則7:3、神奈川県は学校ごとに2:8から8:2、大阪府はタイプⅠからⅤ
学力検査の問題の種類埼玉県数学・英語で「学校選択問題」を実施する学校がある
スピーキングテスト東京都ESAT-Jの結果をAからFで点数化し、20点満点で加える(英語の学力検査をする学校)
特色検査神奈川県実技検査・自己表現検査・面接。実施する学校では点数に加わる
学校設定検査千葉県面接・作文・学校独自問題による検査など。1つ10点以上100点以下
評定以外の記録千葉県・静岡県・大阪府千葉県は記載事項で50点まで加点できる。静岡県・大阪府は選抜の段階で資料になる
面接埼玉県志願者全員が受け、30点満点か60点満点
上位校を目指す時に、内申以外で差がつく要素を地域別にまとめた図解

表を見ると、内申点が同じくらいの人どうしでも、差がつくところはたくさんあるんです。

スピーキングテストの差を内申に直すと

東京都のESAT-Jは、Aが20点、Bが16点、Cが12点と点数化されます。AとCの差は8点です。

7:3の学校で、この8点を換算内申に直すと、8×65÷300で約1.7点分になります。内申を1〜2点上げるのと同じくらいの差が、スピーキングテストでつくこともあるということですね。

上位校を目指す人が確かめたいこと
  • 志望校の学力検査と調査書の比率
  • 学力検査の問題の種類や、教科ごとの傾斜配点
  • 特色検査や学校設定検査があるか、その配点
  • 面接や作文があるか、その配点
  • 評定以外の記録が、選抜のどの段階で使われるか

内申点40の偏差値はどう考える?

先に結論

内申点40の偏差値も、公式の対応表はありません。内申点40は「内申では大きく遅れていない」という安心材料で、合否は当日点と他の検査の準備で決まっていきます。

『内申点40なら、偏差値いくつの高校まで?』という相談はとても多いです。ただ、内申点は学校の中の評価で、偏差値は模試を受けた人の中での位置なので、物差しが違います。

内申点37の偏差値、内申点39の偏差値も同じで、数字で結ぶことはできません。かわりに、模試の偏差値と内申点を並べて見てみましょう。

自分の状況考え方
内申は高く、模試も志望校の目安に届いている当日点を安定させる過去問演習と、他の検査の準備に時間を使う
内申は高いが、模試が志望校の目安に届かない内申の比重が大きい学校も候補に入れつつ、当日点を伸ばす
内申も模試も高いが、まだ伸ばしたい実技の4を5にできないか、観点別評価から探す

40から先を伸ばすなら、どこを見る?

内申点40の人が45に近づくには、4のついている教科を5にしていくことになります。評定は観点別評価をもとに決まるので、まず通知表のA・B・Cを見てみましょう。

4を5に近づける見直しの順番
  1. 4の教科の中で、3つの観点のうちBがある教科を探す
  2. そのBの観点が、テスト・提出物・授業での取り組みのどれに関わるかを確かめる
  3. 地域で倍率がかかる教科(東京都なら実技4教科)を優先する
  4. 次の定期テストまでに、Bの観点を1つAにする目標を立てる

ただ、観点別評価から評定へのまとめ方は、各学校が決めています。分からない時は、教科の先生に「次の評価で見てほしいところ」を聞いてみてください。

満点に近い内申の考え方は、オール5の内申点と偏差値でも紹介しています。

内申点37〜40でよくある相談

先に結論

多いのは「内申38だと偏差値どれくらいの高校に行く人が多い?」「模試の偏差値に対して内申38は高い?」「内申40で推薦ならどこまで行ける?」の3つです。

Yahoo!知恵袋などで多かった相談を、内容を変えない範囲でまとめて答えます。

相談1:内申点38だと、どのくらいの高校に行く人が多い?

気になりますよね。ただ、内申点38の人がどの高校に進むかをまとめた公式のデータはありません。

内申点38で上位校を受ける人もいれば、当日点の割合が大きい学校を選ぶ人もいます。周りの例より、自分の志望校の比率で計算した数字を判断材料にしてみてください。

相談2:模試の偏差値に対して、内申点38は高いほう?

内申と模試の偏差値は物差しが違うので、高い・低いを比べることはできません。ただ、「内申が模試より強い」と感じるなら、内申の比重が大きい学校が向いている可能性があります。

反対に、模試が強いなら、学力検査の比重が大きい学校が候補になります。どちらが強いかで、受け方を考えると決めやすくなりますよ。

相談3:内申点40で推薦を使うなら、どこまで行ける?

私立高校の推薦は、学校ごとの内申基準で決まる部分が大きい入試です。東京都の私立高校の入試相談では、業者テストの偏差値は使わないとされています。

公立の推薦は、地域ごとにしくみが違います。例えば都立高校の推薦では、9教科の評定(45点満点)か観点別評価のどちらかを学校が点数化し、面接や作文などと合わせて選考します。

一人で進めるか、相談しながら進めるか

内申点37〜40の人は、自分で計画を立てて勉強を進められる人も多いはずです。そのうえで、当日点の弱い教科や記述問題を見てもらいたい時は、人の手を借りるのも1つの方法です。

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よくある質問

内申点38の偏差値はどれくらいですか?

内申点と偏差値をつなぐ公式の対応表はないので、数字では言えません。内申点38は45点満点の約84%で、5と4が中心の成績です。志望校の比率や他の検査とあわせて考えましょう。

内申点40は高いほうですか?

45点満点の約89%なので、高いほうです。東京都の中3では、5がついている割合は9教科全体で12.3%でした。ただ、上位校を受ける人は内申が高い人が多いので、当日点の準備が大事です。

内申点37から40に上げると、入試でどれくらい有利ですか?

東京都の7:3の学校で計算すると、実技で3つ上げた場合は調査書点が約27.7点増え、当日の素点で約19.8点分です。5教科で上げた場合はその半分になります。

内申点40なら、神奈川県ではどれくらいの点になりますか?

中2と中3がどちらも40なら、40+80=120点(135点満点)で、100点満点に直すと約88.9です。これに学校ごとの比率がかかります。どちらか一方の学年が違えば数字も変わるので、自分の評定で計算してみてください。

内申点39の偏差値の目安で志望校を決めてもいいですか?

偏差値の目安ではなく、志望校の比率と検査の種類で決めるのがおすすめです。内申が高い人ほど、当日点や特色検査などで差がつきやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 内申点37〜40は5と4が中心の成績で、45点満点の8割以上
  • 内申点40から伸ばせるのはあと5点で、上位校では当日点で差がつきやすい
  • 東京都の7:3の学校で、実技を3つ上げると当日の素点で約19.8点分
  • スピーキングテスト、特色検査、学校設定検査なども差がつく要素
  • 内申点と偏差値の対応表はなく、志望校の比率と検査で考える
内申ドットコム

内申ドットコム 編集部

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