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内申点が34、35、36あたりになると、『この内申なら、どのくらいの高校まで狙えるんだろう』と考え始めますよね。
結論から言うと、内申点35の偏差値を1つの数字で言える公式の表はありません。ただ、34〜36はオール4前後の成績なので、私立の内申基準や公立の比率と照らし合わせると、行ける高校の探し方がはっきりしてきます。
この記事を読めば、34〜36の内申点の重みが学校の方式でどう変わるかと、内申基準の読み方が分かります。
内申点34・35・36はどんな成績?
9教科の評定を足した内申点が36ならオール4、34と35は「4がほとんどで3が少し」の成績です。45点満点の8割前後にあたります。
内申点は、通知表や調査書の評定を数えたものの通称です。
9教科が5段階なので、そのまま足すと45点満点になります。しくみ全体は内申点とはで紹介しています。
| 内申点 | 組み合わせの例 | 別の組み合わせの例 | 45点満点での割合 |
|---|---|---|---|
| 34 | 4が7つ・3が2つ(28+6) | 5が1つ・4が5つ・3が3つ(5+20+9) | 約76% |
| 35 | 4が8つ・3が1つ(32+3) | 5が2つ・4が5つ・3が2つ(10+20+6) | 約78% |
| 36 | オール4(4×9) | 5が3つ・4が3つ・3が3つ(15+12+9) | 80% |
東京都の中学3年生(令和7年12月31日現在)では、9教科全体で4は23.1%、5は12.3%でした。4と5を合わせても35.4%なので、オール4前後はしっかり上のほうの成績と言えます。
『オール4なら、もう安心かな』と思う人もいるかもしれません。ただ、ここから先は、同じ内申でも学校の方式によって重みがかなり違ってきます。
オール4そのものの数え方は、オール4の内申点でくわしく紹介しています。
内申点35の重みは、学校の方式でこんなに変わる
大阪府の一般入試では、学校ごとに「タイプ」が決まっていて、内申の重みが最大で2倍以上違います。内申点35の人なら、内申の側の点数が210点にも490点にもなるんです。
ここでは、大阪府の令和9年度入試(一般入学者選抜・全日制)で計算してみます。大阪府では、各教科の評定を「中3×6+中2×2+中1×2」で数え、9教科で450点満点です。
この調査書の点と、学力検査の450点に、学校ごとのタイプの倍率をかけて合計します。タイプはⅠからⅤまであります。
3学年とも35だった場合の計算表
中1・中2・中3の9教科の合計がどれも35だったとします。調査書の点は、35×6+35×2+35×2=350点(450点満点)です。
| タイプ | 学力検査:調査書 | 調査書にかける倍率 | 内申点34の場合 | 内申点35の場合 | 内申点36の場合 |
|---|---|---|---|---|---|
| Ⅰ | 7:3 | 0.6倍 | 204点 | 210点 | 216点 |
| Ⅱ | 6:4 | 0.8倍 | 272点 | 280点 | 288点 |
| Ⅲ | 5:5 | 1.0倍 | 340点 | 350点 | 360点 |
| Ⅳ | 4:6 | 1.2倍 | 408点 | 420点 | 432点 |
| Ⅴ | 3:7 | 1.4倍 | 476点 | 490点 | 504点 |
検算してみますね。36の場合は、36×6+36×2+36×2=360点で、タイプⅤなら360×1.4=504点です。
34と36の差を見ると、タイプⅠでは12点、タイプⅤでは28点です。同じ「内申が2点違う」でも、内申を重く見る学校ほど差が大きくなるんですね。

この表は、3学年とも同じ内申点だった場合の計算です。大阪府は中3の評定を6倍で数えるので、中3の内申点が1上がるだけで調査書の点は6点増えます。各校のタイプは府が公表している一覧で確かめられます。
中3で36にした人と、中3で34に下がった人
大阪府のように学年で倍率が違う地域では、どの学年で34〜36を取ったかでも点数が変わります。3学年の合計がどれも同じ104の場合で比べてみましょう。
| 中1 | 中2 | 中3 | 調査書の点(450点満点) |
|---|---|---|---|
| 34 | 34 | 36 | 68+68+216=352点 |
| 35 | 35 | 34 | 70+70+204=344点 |
| 36 | 36 | 32 | 72+72+192=336点 |
検算すると、上の行は34×2+34×2+36×6で352点です。3学年の合計は同じでも、中3が高い人ほど点数が上がるのが分かりますね。
『中1・中2で取れなかったから、もう遅い』と思っている人ほど、中3の評定に目を向けてみてください。どの学年を何倍で数えるかは地域で違うので、自分の地域の要項で確かめておきましょう。
内申が強い人は、内申を重く見る学校を探す
内申点35前後の人は、内申の比重が大きい学校ほど有利に働きやすいと考えられます。逆に、模試の結果のほうが強い人は、学力検査の比重が大きい学校が候補になります。
| 自分の強み | 探すと良い学校の方式(大阪府の例) | 確かめること |
|---|---|---|
| 内申が強く、模試はふつう | タイプⅣ・Ⅴ(内申の比重が大きい) | 当日点で最低限どこまで取れるか |
| 内申も模試も同じくらい | タイプⅢ(5:5) | 両方を少しずつ伸ばす計画 |
| 模試が強く、内申は伸び悩み | タイプⅠ・Ⅱ(学力検査の比重が大きい) | 当日点の目標をどこに置くか |
他の地域でも、内申と当日点の割合は学校ごとに違うことが多いです。割合の考え方は内申点と当日点の比率で紹介しています。
内申34・36で行ける高校の探し方は「内申基準の読み方」から
私立高校の推薦や併願優遇では、学校ごとに内申基準があります。基準は「数字」だけでなく「何の数字か」まで読むことが大事です。
『内申34で行ける高校、内申36で行ける高校を一覧で知りたい』と思いますよね。ただ、基準は学校ごと・年度ごとに違うので、この記事では学校の名前は挙げません。
そのかわりに、基準を自分で読む方法を紹介します。東京都の私立高校では、推薦入試の応募資格に「各私立高等学校の定める推薦基準に該当する者」とあります。
内申基準を読む時の4つの確認
| 確認すること | なぜ大事か | 例えばこんな違い |
|---|---|---|
| 何教科の合計か | 同じ数字でも意味が変わる | 9教科の合計か、一部の教科だけの合計か |
| どの時期の成績か | 学期で内申が変わることがある | 中3の2学期の成績か、別の時期の成績か |
| 推薦か、併願優遇か | 受け方の約束が違う | 推薦は第一志望が条件、併願優遇は公立との併願 |
| 優遇の中身は何か | 基準を満たした後の扱いが違う | 加点など、どう優遇するかは学校ごと |
例えば、ある学校の推薦基準が仮に「9教科で35」だったとします。内申点34の人は1足りないので、どの教科を上げれば届くか、いつの成績で判断されるかを先生と確かめることになります。
数字の読み方で迷ったら、志望校の内申基準の調べ方の手順で確かめてみてください。
東京都の入試相談で知っておきたいこと
東京私立中学高等学校協会の説明では、入試相談は通常12月15日以降の数日間に行われます。中学校の先生と高校が、生徒の記録をもとに相談する場です。
入試相談では、内申や観点別評価、実技・特別活動・出欠などの記録が使われ、業者テストの偏差値は使わないとされています。つまり、私立の推薦や併願優遇では、内申点35が「偏差値いくつ」より先に見られるということですね。
神奈川県の私立高校は受け方の種類も見る
神奈川県の令和9年度の募集案内では、県内の私立高校の入試がいくつかの種類に分けて説明されています。内申基準を読む前に、どの受け方で受けるのかを決めておくと話が早いです。
| 受け方 | 学力試験 | 受けられる学校 | 中学校長の推薦 |
|---|---|---|---|
| 推薦入試 | 原則なし | 私立1校のみ | 必要 |
| 一般入試・単(専)願 | あり | 私立1校のみ | なし |
| 一般入試・併願 | あり | 私立1校と公立の共通選抜 | なし |
| 一般入試・オープンなど | あり | 私立数校、私立と公立 | なし |
これは原則なので、試験日や手続きの日は各校の募集要項で確かめてください。
「基準を満たしたから合格が決まった」と考えることです。協会の説明では、入試相談で伝えられるのは合格の可能性で、確約や内定ではありません。併願優遇でも、当日のテストで合格ラインに届かなければ不合格になります。

- 推薦・併願優遇の基準が何教科の合計か
- 基準に使う成績がいつの時点のものか
- 基準を満たした時の優遇の中身
- 公立の第一志望校が、内申と当日点をどんな割合で見るか
- 12月の三者面談までに、志望校を先生に伝えておけるか
一人でやるか、人の手を借りるか
『あと1点で基準に届くのに、どの教科を上げればいいか分からない』という人もいますよね。自分で計画を立てられる人もいますが、人の手が役立つ場面もあります。
- 基準に届くまで、どの教科をどれだけ上げるか一緒に考えたい時
- 定期テストの範囲に合わせて、教科ごとの計画を立てたい時
- 提出物やワークの進み具合を、誰かに確認してもらいたい時
- 苦手な単元の質問を、その場でできる相手がほしい時
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内申点34〜36でよくある相談
多いのは「内申35で偏差値の高い学校は厳しい?」「内申35くらいの単願でどのくらいの学校に行ける?」「内申34で倍率の低い学校なら大丈夫?」の3つです。
Yahoo!知恵袋などで多かった相談を、内容を変えない範囲でまとめて答えます。
相談1:内申点35で、模試の偏差値より上の学校は厳しい?
内申点35は、9教科でオール4に近い成績です。内申の側で大きく足りないことは少ないので、あとは当日点がどこまで届くかになります。
志望校の比率を確かめて、当日必要な点数を出してみてください。内申の比重が大きい学校なら、内申の強さを生かしやすくなります。
相談2:内申35くらいの単願で、どのくらいの学校に行ける?
単願(推薦)は、学校ごとの内申基準で決まる部分が大きい入試です。偏差値ではなく、基準の数字と照らし合わせて探すのが近道です。
担任の先生には、例えばこんなふうに聞いてみてください。
「内申35で推薦の基準に届く私立を、何校か一緒に見てもらえますか?」「いいよ。何教科の基準か、いつの成績を見るのかも一緒に確かめようね」
相談3:内申点34で、倍率の低い学校なら行ける?
倍率は年によって変わるので、倍率だけで決めるのはおすすめしません。内申34の偏差値の目安を探すより、志望校の比率と当日点の目標を出すほうが確かな判断材料になります。
倍率が低めに見える学校でも、当日の学力検査で合格ラインに届くかどうかが大事です。過去問や模試で、当日の点数の手ごたえを確かめておきましょう。
よくある質問
内申点35の偏差値はどれくらいですか?
内申点と偏差値をつなぐ公式の対応表はないので、数字では言えません。内申点35は45点満点の約78%で、オール4に近い成績です。志望校の比率や内申基準と照らし合わせて考えましょう。
内申点34と内申点36の偏差値の目安に違いはありますか?
対応表がないので、偏差値の数字では比べられません。ただ、2点の差が入試で何点になるかは計算できます。大阪府の方式で、3学年とも同じ内申だった場合を計算すると、タイプⅠで12点、タイプⅤで28点の差になります。
内申36で行ける高校はどうやって探せばいいですか?
私立なら推薦や併願優遇の内申基準を、公立なら内申と当日点の割合を確かめます。基準が何教科の合計か、いつの成績かまで読むのがポイントです。
中1・中2の内申が34でも、中3で上げる意味はありますか?
中3の評定を重く数える地域では、意味は大きいです。大阪府の一般入試では、中3の評定を6倍、中1・中2を2倍で数えます。神奈川県も中3の評定を2倍で数えます。
内申基準を満たせば合格できますか?
確約ではありません。東京私立中学高等学校協会の説明でも、入試相談で伝えられるのは合格の可能性とされています。当日のテストの準備も続けておきましょう。
まとめ
- 内申点34〜36はオール4前後の成績で、45点満点の8割前後
- 大阪府ではタイプによって、内申35の調査書の点が210点から490点まで変わる
- 内申が強い人は、内申の比重が大きい学校が候補になる
- 私立の内申基準は「何教科の合計か」「いつの成績か」まで読む
- 入試相談で伝えられるのは合格の可能性で、確約ではない





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