内申点対策に家庭教師は必要?頼むタイミングと選び方

内申点対策に家庭教師が必要かと、頼むタイミング・選び方を解説する記事のアイキャッチ

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通知表を見て『このままで高校受験は大丈夫かな』と、家庭教師を考え始めた保護者の方も多いはずです。中学生本人も、塾は合わない気がするけれど一人では勉強が進まない、と感じているかもしれません。

結論から言うと、内申点対策に家庭教師が必要かどうかは「何を見てほしいか」で決まります。提出物、定期テスト、苦手な単元、勉強の習慣のどこでつまずいているかが分かれば、頼むかどうかも選び方もはっきりします。

この記事を読めば、家庭教師を頼むかどうかの判断のしかたと、頼むタイミング、体験授業で確かめたいことが分かります。

目次

内申点対策に家庭教師は必要?先にしくみを知っておこう

先に結論

内申点は、学校の先生が3つの観点で見た学習の様子をもとにつける評定です。家庭教師が評定をつけるわけではないので、役に立つのは「観点に沿った学習を家で支える」部分です。

「内申点」は、通知表の5段階の評定を指して一般に使われる呼び方です。高校入試の資料では「調査書」の評定や調査書点と呼ばれています。

評定は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点の評価をまとめてつけられます。どうやって5段階にまとめるかは、各学校が決めることになっています。

実は、3つ目の「主体的に学習に取り組む態度」は、挙手の回数やノートの取り方のような形だけの活動で評価するものではない、とされています。ここが大事なところです。

家庭教師が手伝えること、手伝えないこと

つまり、家庭教師に頼めるのは「授業中の態度を良く見せる方法」ではありません。家で学習の中身を支えることです。

観点学校で見られていること家庭教師が家で支えやすいこと
知識・技能用語や計算、基本の理解つまずいた単元までさかのぼる復習、テスト前の確認
思考・判断・表現考えを説明したり書いたりする力解き方を言葉で説明する練習、記述問題の見直し
主体的に学習に取り組む態度粘り強く取り組み、やり方を工夫しているか計画を立てて振り返る習慣、提出物の進め方

授業そのものや、学校での提出のしかたは、本人が学校でやることです。家庭教師はその準備と振り返りを一緒にする相手、と考えるとイメージしやすいですよね。

なお、内申点の計算のしかたや、どの学年の成績を入試で使うかは都道府県や年度で違います。基本から知りたい方は内申点とは?のやさしい解説から読んでみてください。

家庭教師を頼む前に「何を見てほしいか」を決める判断表

先に結論

『とりあえず家庭教師を』と決める前に、つまずきの場所を1つか2つに絞ります。絞れると、家庭教師に何を頼むかも、家庭教師以外でよいかどうかも見えてきます。

家庭教師を探し始めると、どこも良さそうに見えて迷ってしまいますよね。そこで先に、お子さんのつまずきが次の4つのどれに近いかを考えてみてください。

家庭教師を頼む前に、提出物・定期テスト・苦手単元・勉強の習慣の4つからつまずきの場所を絞る判断表の図解
つまずきの場所家で見えるサイン家庭教師に頼む中身家庭教師以外の手段
提出物ワークが提出日の前日にたまる週ごとの進め方を決め、毎回進み具合を一緒に見る家族で提出日をカレンダーに書く
定期テスト授業は分かるのに点につながらない学校のテスト範囲に合わせた計画と、間違い直し学校のワークを2周する
苦手な単元前の学年の内容から分からない分からない所までさかのぼって教え直す教科書の前の学年の単元を読み直す
勉強の習慣机に向かうまでに時間がかかる決まった曜日・時間に一緒に始める時間を決めて家族と同じ部屋で勉強する

例えば、家でこんな会話が続いていないでしょうか。

「ワーク、終わった?」「あとでやるって」

この会話が毎週くり返されているなら、つまずきは「提出物」と「習慣」の側にあるかもしれません。この場合、難しい問題を教えてもらうより、進め方を一緒に決めてくれる人のほうが合っています。

絞り込みに使うチェックリスト

わが家のつまずきチェック
  • 提出日の前日にワークをまとめてやることが多い
  • テストの点が、授業の分かり具合より低く出る
  • 数学や英語で、前の学年の内容から分からない所がある
  • 分からない時に、聞ける相手がいない
  • 勉強を始めるまでに時間がかかる

当てはまる項目が1つだけなら、まずは家でできる工夫から試してみる手もあります。2つ以上当てはまる、特に「聞ける相手がいない」に当てはまる場合は、家庭教師を考える意味が大きくなります。

家庭教師が向いている子・向きにくい子

家庭教師は1対1なので、合う子には合いますが、全員に向くわけではありません。

家庭教師が向いている子
  • 集団の授業だと質問しにくい
  • 板書を写すのに時間がかかり、授業についていけないことがある
  • 学校の教科書やワークに合わせて教えてほしい
  • 部活や通塾の移動で時間が取りにくい
向きにくいことがある子
  • 周りに同じ目標の仲間がいるとがんばれる
  • 家だと気がゆるんで集中しにくい
  • 先生との相性で、やる気が大きく変わる
  • 先生が帰ったあとの宿題が、手つかずになりやすい

塾との違いをもう少し詳しく比べたい方は、塾と家庭教師どっちがいいかの選び方も参考にしてください。

家庭教師を頼むタイミングはいつがいい?

先に結論

いちばん頼みやすいのは「つまずきに気づいた次の定期テストの前」です。ただ、入試で何年生の成績を使うかは地域で違うので、住んでいる地域のしくみも合わせて見ておきましょう。

『中3になってからでも間に合う?』という相談はとても多いです。ここは、地域によって答えが変わるところなんです。

例えば令和9年度入試では、都立高校の一般入試は中3の評定を使い、1学期と2学期の成績を十分参考にするとされています。神奈川県は中2の評定と、中3の評定を2倍したものを合わせて使います。

大阪府の一般入学者選抜では、中1・中2・中3の3学年の評定を使います。このように、中1から入試に関わる地域もあれば、中3の成績が中心の地域もあります。

学年と時期家庭教師を頼むとよい場面頼む中身の例
中1初めての定期テストで、勉強のしかたが分からなかったテスト勉強の進め方と、提出物の習慣づくり
中2数学や英語で分からない単元が増えてきた中1の内容までさかのぼる復習
中3の1学期受験を意識し始めたが、何から手をつけるか決まらない定期テストと受験勉強の配分の相談
中3の2学期入試前の大事な定期テストが近いテスト範囲に合わせた計画と間違い直し
各学期のテスト前テストの2週間前なのに計画が立っていない範囲表を見ながら計画を一緒に作る

どの地域でも、入試の制度は年度ごとに変わることがあります。志望する地域の教育委員会が出している要項で確かめておきましょう。

よくある失敗

テストの数日前にだけ頼んで、範囲の勉強を全部見てもらおうとするパターンです。分からない単元が多いと時間が足りません。苦手な単元は、テスト期間に入る前から少しずつ戻っておくと間に合いやすくなります。

学年ごとのスケジュールをもっと詳しく見たい方は、内申点対策はいつから始めるかでまとめています。

家庭教師の選び方と、体験授業で確かめること

先に結論

家庭教師選びで大事なのは「うちの子のつまずきに合わせてくれるか」です。体験授業は、先生の説明の上手さだけでなく、子どもが自分から質問できたかを見る場にしてみてください。

家庭教師には、家に先生が来る訪問型と、パソコンやタブレットでつなぐオンライン型があります。家庭教師センターを通す形が一般的で、多くは体験授業を用意しています。

訪問型とオンライン型、どちらにする?

どちらでも教える中身は大きく変わりません。違いが出るのは、家の環境と続けやすさです。

比べるところ訪問型オンライン型
先生との距離隣に座ってノートの書き方まで見てもらえる画面越しなので、手元を映す工夫がいる
準備先生が来る部屋と時間を空けておく機器と通信環境、カメラの位置を整える
時間の決めやすさ移動がある分、曜日や時間が限られることがある移動がないので、短い時間でも組みやすい
向いている子人がそばにいると集中できる自分の部屋で落ち着いて話せる

『画面越しで本当に分かるの?』と心配な方は、オンラインの体験授業を一度受けてみるのが早いです。オンラインで受ける時のポイントは内申点対策のオンライン授業で紹介しています。

体験授業は、ただ受けるだけだともったいないんです。事前の準備で、見えるものがかなり変わります。

体験授業の前に準備すること

体験授業までの準備
  1. 最近の定期テストの答案と、学校のテスト範囲表を手元に出しておく
  2. 判断表で決めた「見てほしいこと」を1つか2つ、メモにしておく
  3. 本人に「どこが分からないか」を一言で言えるか聞いておく
  4. 学校のワークや教科書を、体験授業で使えるように用意する

答案と範囲表があると、先生がつまずきの場所を見つけやすくなります。間違えた問題を見せるのは恥ずかしいかもしれませんが、ここが一番の手がかりなんです。

体験授業中に見るところ

体験授業で確かめたいこと
  • 学校の教科書やワークに合わせて教えてくれるか
  • 間違えた問題の原因を、前の単元までさかのぼって探してくれるか
  • 子どもが途中で自分から質問できていたか
  • 説明のあと、子どもに解かせて理解を確かめていたか
  • 次の授業までに家でやることを、具体的に決めてくれたか

授業が終わったら、本人に感想を聞いてみてください。『先生の話は分かった?』だけでなく、「質問しやすかった?」と聞くと本音が出やすいです。

申し込む前に運営側へ聞いておくこと

先生の教え方とは別に、続けやすさに関わることも聞いておきましょう。

聞いておくこと確かめる理由
定期テスト前に回数や時間を増やせるかテスト範囲に合わせて計画を立てたいから
提出物や家での勉強の進み具合を見てくれるか習慣づくりが目的の場合に大事だから
先生が合わない時に交代できるか相性で続くかどうかが変わるから
月々の授業料のほかにかかる費用はあるか入会時や教材の費用で総額が変わることがあるから
内申点や入試のしくみについて相談できるか地域の制度を知った上で計画を立てたいから

費用の話は聞きにくいかもしれません。ただ、契約の前に総額を確かめておくと、あとで困ることが少なくなります。

家庭教師の体験授業の前・最中・あとに確かめたい項目を並べたチェックリストの図解

体験のあと、家族で話しておくこと

体験授業が終わったら、その日のうちに家族で少し話しておくと決めやすくなります。時間がたつと、印象だけが残ってしまうからです。

話すこと聞き方の例こんな答えなら
分かった所「今日の授業で分かったのはどこ?」具体的な単元名が出れば、説明が届いている
質問できたか「途中で聞きたいことは聞けた?」「聞けた」なら、続けやすい相手の可能性が高い
次の宿題「次までに何をやることになった?」本人が言えれば、家での進め方が伝わっている
また会いたいか「この先生とまたやってみたい?」迷っているなら、別の先生の体験も考える

本人が「うーん、普通」と答えることもよくあります。そんな時は、ほかの先生や別の手段と比べてから決めても遅くありません。

先生との相性は変わることもある

最初の数回は、先生も子どもの様子をつかんでいる途中です。1回の体験だけで決めきれない時は、始めてから1か月ほどで見直す日を、あらかじめ決めておくと安心です。

一人で続けるか、家庭教師の手を借りるか

先に結論

家庭の工夫で提出物や習慣が回り始めるなら、まずはそれで十分です。分からない所を聞ける相手がいない、計画を立ててもすぐ崩れる、という時は人の手を借りる意味があります。

『家庭教師を頼むほどでもないかも』と迷うのは自然なことです。判断のめやすとして、人の手が役に立ちやすい場面を挙げておきます。

人の手が役に立ちやすい場面

  • つまずいた単元まで戻って、順番に学び直したい時
  • 定期テストの範囲に合わせて、2週間の計画を一緒に立ててほしい時
  • ワークやノートなどの提出物を、週ごとに見てくれる人がほしい時
  • 分からない所を、その場で質問できる相手がほしい時
  • 決まった曜日と時間に机に向かう習慣を作りたい時

親が教えようとすると、つい口調が強くなってけんかになることもありますよね。家族と勉強の話がぶつかりやすい家庭ほど、第三者の先生がいる意味は大きくなります。

家庭教師のあすなろを候補に入れる場合

例えば「家庭教師のあすなろ」は、小学生・中学生・高校生を対象にした家庭教師です。先生が家に来る訪問型のほか、Zoomを使うオンラインの家庭教師もあります。

中学生には、学校の授業のフォローから定期テスト対策・高校受験の対策まで、1対1で教えると説明されています。テストに出題されやすいポイントを重点的に勉強する、という方針です。

無料の体験授業があり、体験授業で分かることの一つに「内申点・受験のしくみ」が挙がっています。定期テストの2週間前からテスト前日まで、集中して指導を受けられるプランも用意されています。

申し込む前に

家庭教師のあすなろは、地域ごとに運営会社と公式サイトが分かれています。料金や内容は地域で違うことがあるので、お住まいの地域の公式サイトで確かめてみてください。

家庭教師のあすなろ(PR)

苦手な教科を、提出物とテスト対策から一緒に見てほしい方へ

家庭教師のあすなろは、勉強が苦手な子のサポートに力を入れている小学生・中学生・高校生向けの家庭教師です。ご自宅への訪問のほか、オンラインでも1対1で教われます。テスト前は出題されやすいポイントにしぼった勉強の進め方を教えてくれます。まずは無料の体験授業で、お子さんに合うか確かめてみてください。

無料あすなろの無料体験授業を見る

運営会社と公式サイトは地域ごとに分かれています。料金や内容はお住まいの地域の公式サイトで確認してください。

よくある相談:家庭教師と内申点のQ&A

先に結論

家庭教師を検討する保護者の方からは、「集団塾が合わない子はどうするか」「成果が出ない時に変えるべきか」といった相談がよく見られます。代表的なものに答えます。

相談1 集団授業についていけない子は、家庭教師と個別指導どちらがいい?

板書を写すのに時間がかかったり、文章を読むのが苦手だったりして、集団塾は合わないと感じている、という相談です。

どちらも1対1か少人数なので、自分のペースで進められる点は同じです。違いは、場所と移動です。家で落ち着いて勉強できる子なら家庭教師、家だと気がゆるむ子なら教室に通う個別指導が合いやすいです。

迷った時は、両方の体験授業を受けてみて、本人が「質問しやすかった」と言うほうを選ぶのがおすすめです。個別指導塾の選び方は内申点を上げたい時の個別指導塾で詳しく紹介しています。

相談2 家庭教師を1年続けても点数が伸びない。塾に変えるべき?

家庭教師で1年がんばったけれど、テストの点がなかなか上がらない、という悩みです。

まずは「何を見てもらっていたか」を振り返ってみてください。判断表のどのつまずきに取り組んでいたかと、実際のつまずきの場所がずれていることがあります。

例えば、苦手な単元の復習ばかりで、テスト範囲の計画を立てていなかったなら、頼む中身を変えるだけで変化が出ることもあります。先生や運営に相談しても変わらない時に、先生の交代やほかの手段を考える、という順番が無理のない進め方です。

相談3 「テストに出るところだけ教える」家庭教師は信じていい?

テストに出る範囲に絞った勉強法で成績が上がる、という説明をどこまで信じていいか分からない、という相談です。

定期テストの範囲に合わせて勉強するのは、筋の通ったやり方です。ただ、評定はテストの点だけでなく、3つの観点の評価をまとめてつけられます。

テスト対策に加えて、提出物や家での学習の進め方も見てもらえるかを、体験授業で聞いてみてください。成績が上がるという約束より、何をどう進めるかの説明が具体的かどうかで判断すると安心です。

よくある質問

内申点対策のためだけに家庭教師を頼んでもいいですか?

もちろん大丈夫です。提出物の進め方や定期テストの計画など、目的をはっきりさせて頼むと、先生も教える中身を決めやすくなります。体験授業の時に「内申点が気になっている」と伝えてみてください。

家庭教師は何年生から頼むのがいいですか?

決まった答えはありません。住んでいる地域で入試に使う学年や、つまずきに気づいた時期で変わります。分からない単元が増えてきた時が、一つの目安です。

訪問とオンライン、内申点対策にはどちらが向いていますか?

教える中身は大きく変わりません。家に人が来るほうが集中できる子は訪問、移動や時間の都合を優先したい場合はオンラインが合います。オンラインの選び方は別の記事で紹介しています。

家庭教師の先生に、学校の提出物を手伝ってもらってもいいですか?

提出物そのものを先生が代わりにやるのではなく、進め方や分からない問題の考え方を教えてもらう形がおすすめです。提出物は本人の学習の様子として見られるものなので、本人が取り組むことが大事です。

家庭教師に頼めば内申点は上がりますか?

評定は学校の先生が観点ごとの学習の様子をもとにつけるので、上がると約束できるものではありません。家庭教師は、テスト勉強や提出物、苦手な単元の学び直しを支える役割です。

まとめ

この記事の要点
  • 内申点対策に家庭教師が必要かは「何を見てほしいか」で決まる
  • 提出物・定期テスト・苦手な単元・勉強の習慣のどこでつまずいているかを先に絞る
  • 入試で使う学年は地域で違うので、頼む時期は地域の要項も合わせて考える
  • 体験授業は、子どもが自分から質問できたかを見る場にする
  • 料金の総額や先生の交代など、続けやすさに関わることも契約前に聞いておく
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内申ドットコム 編集部

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