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内申点が30になった時、『内申30って、偏差値でいうとどれくらいの高校なんだろう』『ここからどこを上げればいいの?』と考えますよね。
結論から言うと、内申点30の偏差値の目安を示す公式の表はありません。そのかわり、内申点30は「オール3から3つ分上」という分かりやすい位置にいるので、次にどこを上げるかの作戦が立てやすい点数です。
この記事を読めば、内申点30の評定の組み合わせと、行ける高校の探し方、ここから上げる時の優先順位が分かります。
内申点30はどんな成績?
9教科×5段階(45点満点)で数えると、内申点30は「オール3(27点)に3点分が上乗せされた成績」です。4が3つで残りが3、という形がいちばん分かりやすい例です。
この記事では、9教科の評定をそのまま足した数(素内申と呼ばれます)で話を進めます。45点満点で、30点はちょうど3分の2にあたります。
内申点30になる組み合わせの例
内申点30は、いろいろな評定の組み合わせで作れます。代表的なものを4つ並べてみますね。
| パターン | 評定の組み合わせ | 足し算の検算 |
|---|---|---|
| 4が3つ型 | 4が3つ・3が6つ | 12+18=30 |
| 5と4が1つずつ型 | 5が1つ・4が1つ・3が7つ | 5+4+21=30 |
| 4が多く2もある型 | 4が5つ・3が2つ・2が2つ | 20+6+4=30 |
| 5が2つで2もある型 | 5が2つ・3が6つ・2が1つ | 10+18+2=30 |
『同じ30なら、どれも同じでしょ?』と思うかもしれません。でも、上げやすさや、地域の数え方での点数は、パターンによって違ってきます。

オール3(27)との違いは「3点分」
内申点30は、オール3の27点より3点多い成績です。評定でいえば、3を4に上げた教科が3つある、という見方ができます。
東京都の公立中学校3年生(令和7年12月31日現在)では、9教科全体で3が47.3%と一番多い評定でした。オール3から3教科分上にいる内申点30は、真ん中より少し上の位置と考えて大丈夫です。オール3についてくわしく知りたい人はオール3の内申点も読んでみてください。
内申点30を地域の数え方に直すと
東京都の一般入試(5教科受検)の換算内申では、内申点30でも「4が3つ型」なら42点から45点まで幅があります。2がある型では、さらに幅が広がるんです。
東京都の一般入試では、学力検査をする5教科を1倍、実技4教科を2倍で数えます。「4が3つ型」で計算してみますね。
| 4がある教科 | 5教科の合計 | 実技の合計×2 | 換算内申 | 調査書点(7:3の学校・計算値) |
|---|---|---|---|---|
| 5教科に3つ | 18点 | 12×2=24点 | 42点 | 約193.8点 |
| 5教科に2つ・実技に1つ | 17点 | 13×2=26点 | 43点 | 約198.5点 |
| 5教科に1つ・実技に2つ | 16点 | 14×2=28点 | 44点 | 約203.1点 |
| 実技に3つ | 15点 | 15×2=30点 | 45点 | 約207.7点 |
調査書点は「換算内申×300÷65」で計算しました。例えば換算内申44点なら、44×300÷65で約203.1点です。端数の扱いは都の要綱で確かめてください。
「4が多く2もある型」(4が5つ・3が2つ・2が2つ)は、もっと幅が出ます。5教科がオール4で実技が3・3・2・2なら、20+10×2=40点です。
実技がオール4で5教科が4・3・3・2・2なら、14+16×2=46点になります。同じ内申点30でも、換算内申で6点も差が出るんですね。
評定をそのまま足す地域や、学年に倍率をかける地域では、教科の位置は関係ありません。神奈川県は中2の合計+中3の合計×2、大阪府は中3の評定を6倍で数えます。自分の地域の数え方は、受験する年度の要項で確かめましょう。
内申点30の偏差値の目安と、行ける高校の探し方
内申点30から偏差値を出す公式の方法はありません。内申点は学校の中の評価、偏差値は模試の中の位置だからです。行ける高校は、志望校の内申と当日点の割合で考えます。
『内申30なら偏差値50くらい?』のような数字をネットで見かけることもありますよね。でも、どの地域のどの模試の話か分からない数字は、自分には当てはまらないことが多いです。
内申点30で行ける高校を探す時は、次の順番で考えるのがおすすめです。
- 自分の内申点を、地域の数え方(換算内申など)で計算する
- 志望校の候補を挙げて、内申と当日点の割合を調べる
- 目標の合計点を仮に決めて、当日に必要な点数を逆算する
- 模試の偏差値や判定から、その点数に届きそうかを考える
- 私立の推薦・併願優遇の内申基準を、募集要項や説明会で確かめる
例えば東京都の7:3の学校で、換算内申44点(調査書点 約203.1点)の人が、合計650点を目標にしたとします(目標は仮の数字です)。当日に必要なのは換算後で約446.9点、素点に直すと約319.2点、1教科あたり約64点です。
検算すると、319.2×700÷500は約446.9点で、203.1と足すと約650点になります。偏差値と内申の関係は内申点と偏差値の関係でくわしく紹介しています。
内申点30から上げる時の優先順位
30から上げる時は、①地域の数え方で重い教科・学年、②4や5に近い教科、③2がある教科、の3つが重なる所から手をつけます。全部を少しずつより、2〜3教科にしぼるほうが結果が見えやすいです。
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。内申点30の人は、すでに4がいくつかある人が多いので、「次の4」や「最初の5」をどこで取るかが作戦になります。
地域ごとに、重い教科・学年を確かめる
| 地域(令和9年度入試) | 重く数えられるところ | 内申点30からの作戦の例 |
|---|---|---|
| 東京都(一般・5教科受検) | 実技4教科(2倍) | 実技の3を4に。5教科は当日点で伸ばす |
| 神奈川県 | 中3の評定(2倍) | 中3の評定を最優先に |
| 大阪府(一般) | 中3の評定(6倍) | 中3の評定を最優先に |
| 愛知県・静岡県(一般) | 中3の評定のみ使う | 中3のどの教科でも同じ重さ |
| 千葉県 | 3学年同じ重さ | 中1・中2の評定も大事 |

パターン別の上げ方
| パターン | まず手をつけたいところ |
|---|---|
| 4が3つ型 | 観点別評価にAが多い3の教科を4に |
| 5と4が1つずつ型 | 4に近い3の教科を増やす。5は守る |
| 4が多く2もある型 | 2の教科を3に戻す。つまずいた単元の学び直し |
| 5が2つで2もある型 | 2の教科を3に戻し、得意教科は維持 |
「4に近い教科」を探すには、通知表の観点別評価(知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度)が手がかりになります。Aが多い教科ほど、次の評定が上がる可能性があります。観点ごとの上げ方は内申点の上げ方で紹介しています。
30から33に上げると、何点変わる?
東京都の一般入試(5教科受検・7:3)で、「5教科に4が3つ」の内申点30(換算内申42点)の人が、あと3つ4を増やした場合を計算してみます。
| 上げ方 | 内申点 | 換算内申 | 調査書点(計算値) |
|---|---|---|---|
| 今のまま | 30点 | 42点 | 約193.8点 |
| 残りの5教科2つと実技1つを4に | 33点 | 46点 | 約212.3点 |
| 実技3つを4に | 33点 | 48点 | 約221.5点 |
検算すると、実技3つを4にした場合、5教科は4+4+4+3+3=18点、実技は(4+4+4+3)×2=30点で、48点です。48×300÷65は約221.5点になります。
同じ「内申33」でも、調査書点で約9.2点の差がつきます。東京都では、実技教科の評定を上げる意味が大きいということですね。
時期ごとの進め方
| 時期 | やること |
|---|---|
| 定期テストの1か月前 | 上げたい2〜3教科を決め、ワークを先に進める |
| テスト2週間前 | テスト範囲を中心に、上げたい教科に時間を多めに配る |
| テスト後 | 答案を見直し、落とした単元をやり直す |
| 学期の終わり | 評定と観点別評価を書き出し、次に上げる教科を決め直す |
「次は理科と美術を4にしたい」「美術は作品の振り返りシートをもっと書いてみよう」。こんなふうに、教科ごとに具体的な行動まで決めると続けやすいですよ。
内申を上げることばかり考えて、当日点の準備が後回しになることです。公立の一般入試では当日点も合計に入るので、5教科は定期テストと入試の両方を見すえて勉強しましょう。
一人でやるか、人の手を借りるか
『上げる教科は決めたけど、一人だと計画どおりに進まない』と感じることもありますよね。一人で進められる人もいますが、人の手が役立つ場面もあります。
- 2がついた教科で、つまずいた単元まで戻って学び直したい時
- テスト2週間前からの計画を、教科ごとに一緒に立ててほしい時
- 提出物の期限や中身を、誰かに確認してもらいたい時
- 勉強の習慣が続かず、決まった時間に机に向かうきっかけがほしい時
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内申点30でよくある相談
内申点30の相談では「偏差値○の高校に行ける?」「中2で30、ここから上の高校を目指せる?」「部活や生徒会は役に立つ?」がよく見られます。
Yahoo!知恵袋などで多かった相談を、内容を変えない範囲でまとめて答えます。
相談1:内申点30で、偏差値が少し高めの高校に行ける?
内申点30と偏差値をつなぐ公式の表はないので、行けるかどうかは数字では言えません。ただ、志望校が内申と当日点をどんな割合で見るかが分かれば、当日に必要な点数は計算できます。
この記事の手順で計算してから、担任の先生や塾の先生に相談してみてください。
相談2:中2で内申点30。もっと上の高校を目指すのは間に合う?
中2なら、まだ評定が動く時間があります。東京都・愛知県・静岡県の一般入試は中3の評定を使い、神奈川県は中2と中3、大阪府は中3を6倍で数えます。
どの地域でも、中3の評定は大事です。今のうちに4に近い教科を見つけて、中3の1学期から結果が出るように準備しておきましょう。中2の過ごし方は中2の内申点で紹介しています。
相談3:部活や生徒会をがんばってきた。内申30でも役に立つ?
地域によって扱いが違います。東京都の一般入試では、調査書点は教科の評定だけから計算し、委員会活動などは「諸活動の記録」欄に書かれても点数にはなりません。
千葉県のように、調査書の記載事項を学校ごとに最大50点まで加点できる地域もあります。部活や生徒会の扱いは部活は内申点に関係ある?で紹介しています。
よくある質問
内申点30はどれくらいの成績ですか?
9教科×5段階(45点満点)で数えると、オール3の27点より3点多い成績です。4が3つで残りが3、という組み合わせが代表的な例です。
内申30の偏差値はどれくらいですか?
内申点と偏差値の公式な対応表はないので、数字では言えません。内申は学校の中の評価、偏差値は模試の中の位置で、物差しが違います。
内申点30で行ける高校はどうやって探せばいいですか?
地域の数え方で内申点を計算し、志望校の内申と当日点の割合から、当日に必要な点数を逆算します。私立は推薦や併願優遇の内申基準を確かめましょう。
内申点30は、私立高校の推薦や併願優遇に使えますか?
推薦や併願優遇の内申基準は学校ごとに違います。9教科で見るか5教科で見るか、何学期の成績かも学校によるので、募集要項や学校説明会で確かめましょう。
内申点30から33に上げるには、どこから手をつければいいですか?
地域の数え方で重い教科・学年と、観点別評価でAが多い教科が重なる所から始めます。東京都の一般入試なら実技4教科、神奈川県や大阪府なら中3の評定が重く数えられます。
まとめ
- 内申点30(45点満点)は、オール3から3点分上の成績
- 東京都の換算内申では、4や2がどの教科にあるかで点数に幅が出る
- 内申点30と偏差値の公式な対応表はなく、当日点との組み合わせで考える
- 上げる時は、地域で重い教科・学年と、4に近い教科が重なる所から
- 2〜3教科にしぼり、時期ごとに計画を立てて取り組む





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